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桂吉坊・立川小春志ふたり会

久しぶりに近鉄電車に乗った。

立川談春さんの玉響以来、待ち遠しかった落語会へ。入り口で推しグッズを売っていたので、記念に手拭いゲット。

舞台始まりまず最初に、吉坊さんのお辞儀の美しさに感動。
あんなお辞儀がしたい。手を抜かずにお茶のお稽古しようと気を引き締めた。

そして小春志さんの声の良さ。流れるような語りはさすが談春さんの唯一の弟子。

ふたりのトークから始めてくれた事は、YouTubeから入った私にはとても嬉しい。出会いとか関係性とか気になるし、楽屋話はとても好き。

演目

まだ落語歴が浅過ぎて、語ることは難しいが
仲入り前の演目は、それぞれの得意分野をみられたような感じがした。

小春志さんはきっぷの良い、次第に賑やかになる噺でとても楽しく続きが気になり、吉坊さんは穏やかで芸達者ですごくコミカルだった。

仲入り後、まずは吉坊さんの緑の着物がとてもお似合いだった。
そして、胴斬りがめっちゃ面白い!
落語ってこんなファンタジーあるんだ!?
登場人物がみんな前向きで、元気になれた。

小春志さんの、子は鎹はとてもあたたかで微笑ましく、最後にはああ良かったなとジンとした。

なにしろ、落語への入りに談春さんの芝浜への試行錯誤を聞いているので、時代や性差による女性目線の聴き方には興味がある。
そういう意味でも、確かに嫁はいい女過ぎるし、旦那はロクでもなかったが、キチンと全てに始末をつけて頭を下げたなら、元鞘に戻るのも幸せだろうと
応援する気持ちになれた。

どの噺も初めてで、あー新しい世界を知るって幸せだなあと思えた落語会だった。


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