父が娘に語る経済の話。
ギリシャの経済危機時に財務大臣を務めたヤニス・バルファキスさんが記した本。
なぜ、経済格差が生まれるのか、なぜ、景気のコントロールは難しいのかなど、経済についてわかりやすく簡単にまとめられた本。
不況が起きる原因は様々あるが、「人間の不安が作り出している」ことが大きく影響している。
例えば、政府が各企業の活動を活発化させようと、金利を安くする。本来であれば、多くの人がお金を借りて、投資や事業を行い、生産(共有)&需要が高まり、経済が活性化する。しかし、ここで人間の不安・予測が邪魔をする。「政府が金利を安くしているということは、景気が悪いからじゃないのか?では、早めに貯金しておいた方がいいと考え、消費活動を抑制する人が出てくるのだ。
人間の不安や予測、ジレンマみたいなもので、経済が大きく動いている。
以上
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