見出し画像

「がん」ってなんだろう!?

日本人の寿命が延びそれに伴って
がんの罹患数も増加傾向です。
実際に厚労省の調査では、
75歳前後で罹患数はピークを迎えています。
また若年層でのがん罹患数も
30年間で8割増加したとの報告もあり、
全ての年代で注意すべき疾患の1つになります。
今や日本人の2人に1人は
がんになると言われており
他人事では無くなってきているのが現状です。

今回は意外と身近にいる「がん」について
まとめてみましたので、興味がある方は
ご覧下さい。


1)「がん」とはなんですかい!?

「がん」は、簡単にいうと
遺伝子のエラーによって生まれる死なない細胞のことです。
細胞が異常に増殖し、周囲の組織を侵害したり、
転移したりします。
正常な細胞は一定の周期で増殖し死滅しますが、
がん細胞はこの制御が失われ無限に増え続ける
ことが特徴です。

ちなみに「がん」と「癌」の違いは
ご存知でしょうか?
「がん」は「癌」を含めて全ての悪性腫瘍を総称して使います。
「癌」は上皮組織が癌化したものを言います。
例えば皮膚、食道、胃、大腸などです。
その他は肉腫やリンパ腫、骨髄腫などと区別します。
つまり「がん」は汎用性が高く使いやすい表記になります。

2)がんの種類

がんは発生部位や細胞の種類によって多くの種類に分けられます。
主な種類は次の3つです。
①固形腫瘍
乳がん、肺がん、胃がん、大腸がんなど
②血液のがん
白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫など
③皮膚のがん
メラノーマ(悪性黒色腫)、基底細胞がん、扁平上皮がんなど

3)がんの診断

がんの診断には以下の方法が用いられます。
①画像診断
X線、CTスキャン、MRI、超音波など。
②血液検査
特定の腫瘍マーカーを測定しその数値で判定します。
③組織生検
疑わしい組織の一部を取り出し、顕微鏡で確認します。

4)がんの原因

がんの原因は多岐にわたりますが、
主な要因には以下が挙げられます。
①遺伝的要因
家族にがんの人が多い場合、リスクが増加します。
②環境要因
喫煙、飲酒、紫外線、化学物質への暴露などが
挙げられます。
③ウイルス感染
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、
ヒトパピローマウイルス(HPV)、
肝炎ウイルス(HBV、HCV)などが
リスクを高めます。
④生活習慣
食生活、運動不足、肥満などもリスク因子に
影響を与えます。

5)がんの症状

がんの症状は種類や進行度によって異なりますが、
一般的な症状には以下のものが挙げられます。
①体重減少
②疲労感、倦怠感
③疼痛
④異常な出血や分泌物
⑤消化の問題や飲み込みにくさ

6)がんの治療

がんの治療法は、がんの種類や進行状況、
患者の健康状態によって異なります。
①手術
腫瘍を手術によって物理的に取り除きます。
②放射線治療
がん細胞を破壊するために
高エネルギーの放射線を照射します。
③化学療法
がん細胞を攻撃する薬剤を投与します。
④免疫療法
体の免疫システムを活性化して
がんを攻撃する治療法です。
⑤標的療法
特定の分子や遺伝子を標的として
治療する方法です。

7)がんの予防

がんを予防するためには、
以下のような生活習慣が大切です。
①健康的でバランスの良い食事
②定期的な運動
③喫煙を避け、アルコールを控える
④定期的な健康診断を受ける
基本的で誰しもが知っている内容ですが、
できている人はほとんどいません。
改めて見直してみましょう。



がんは非常に多様な疾患であり、
早期発見と適切な治療が重要です。
気になる症状がある場合は、
専門医に相談することをお勧めします。

最後までご覧頂きありがとうございます。
色々お伝えしましたが、
1番は今の生活を見直すことです。
気になる点があればぜひ一度試してみて下さい。

いいなと思ったら応援しよう!