緩和ケアの考え方
こんにちは!
keeeeechanです⭐︎
これまで「がん」についてまとめてきました!
今回は「緩和ケア」についてまとめたので
読んでみて下さい♪
①緩和ケアとは!?
緩和ケア(Palliative Care)は、
重篤な病気や進行した疾患を抱える患者さんのQOL(生活の質)を向上させるための医療サービスの1つです。
〜定義〜
病気そのものを治すことではなく、
患者さんの痛みや他の不快な症状を緩和し、
精神的・社会的なサポートを提供すること
です。
②目的
患者さんとその家族が、病気に伴う
身体的・精神的・社会的な苦痛を軽減し、
より良い生活を送れるようにすることです。
③対象
がん患者
心不全
慢性呼吸器疾患
神経変性疾患
(アルツハイマー病、パーキンソン病など)
さまざまな進行性疾患を抱える患者さんにも適用されます。
緩和=がんと連想されがちですが、
症状を緩和するという意味合いで診断されたら
緩和という考え方が主流となっています。
④提供されるサービス
1)身体的ケア
痛み、吐き気、息切れ、疲労などの
身体的症状のケアを行います。
2)精神的ケア
患者さんの不安や抑うつに対する
心理的支援を提供します。
3)社会的支援
家族とのコミュニケーションや、
医療や社会資源の利用についての支援が含まれます。
4)スピリチュアルケア
患者さんとその家族が持つ宗教的・精神的なニーズに応じた支援を行います。
⑤場所
緩和ケアは病院、クリニック、在宅、ホスピスなど、さまざまな環境で提供されます。
当院では緩和ケア委員会が設置され
対象者に適切なケアがなされているか
回診やカンファレンスが行われています。
⑥チームアプローチ
医師、看護師、ソーシャルワーカー、心理士、リハビリ専門職、ボランティアなど、多職種によるチームで行われます。
患者さんのニーズに応じて、専門的なケアが提供されることが重要です。
治療と並行して行われることが多く、早期に始めることで患者さんや家族の負担を軽減することが期待されます。
家族に対しても精神的・実務的なサポートを提供することが重要で、
抱えるストレスや不安を軽減するための支援が行われます。
⑦まとめ
緩和ケアは、患者さんおよびその家族にとって非常に重要な役割を果たします。
苦痛を軽減し、より良い生活を送れるようにサポートすることを目指します。
このアプローチにより、
患者さんが自分の意思を尊重される環境で過ごすことができ、
最後まで自分らしく前向きに生を全うすることが重要と思います。