妊娠初期~意識~
ほぉ。これがツワリか…
味噌が腐っているとか、ご飯が美味しくないとか
カレー食べたいとか気持ち悪いとか。
夢にまで見たツワリを満喫していた。
が、笑ってられない程毎日勝手に体が反応し嘔吐と食欲不振とで体重も減り体調も絶不調の日々を送っていた。
「赤ちゃんが元気な証拠っ」と心は穏やかに過ごせていた。
しかし、ツワリで脱水状態と体に問題点がありそうだと…「入院」話が出たりもした。
5ケ月検診
ツワリも少し穏やかになり、4ケ月で性別も分かりワクワクしつつ検診を受けに行った。
「元気に動いてますよ✨良かったですね」の言葉を期待していたが、医師からは
「今日帰してあげられない。入院しましょ。
あなた、お腹張ってるでしょ❔頸管長短すぎるわ」と
思ってもいない入院宣告をされた。
バタバタと夫が入院準備をしてくれたので
私はそのまま点滴に繋がれた。
24時間、張り止めをして調子がよくなったら帰れるが自宅でも安静にしなくてはならない。
なるほど。夫は家事をする主義ではなかったので家ではゴロゴロできない。入院くらいが良かったかもなぁ。と思っていた。
が…帰りたくなるほど副反応にやられた。
頭痛、手の震え、吐き気…
ついには目眩、発熱も始まり、ここから先どんだけ続くか分からない副反応に怯えていた。
入院した部屋は3人部屋でカーテンで仕切られていた。御手洗いもナースコールで看護師さんを呼び、車イスで行く程だったので同室の方には
寝転んだまま、天井を向いたままご挨拶をした。
体が点滴に慣れた頃、毎食同じ味のご飯に飽き、
マクド食べたい❗とか
ラーメン食べたい❗とか
お菓子食べたいねぇ~~とか
同室の人達と食べ物の話ばかりしていた。
Aさん:「今、あかちゃん何ヵ月❔❔」
私 :「5ケ月です。」
Bさん:「そっかぁ。まだ先長いね。」
Aさん:「私、もぅすぐ7ケ月。入院は5ケ月経つのかなぁ。」
私 :「ホントに⁉️わっ。私3日程しか経ってないのに飽きたとか言ってごめんなさい。」
Bさん:「気にしてないよね?みんな飽きるし…
私は明後日で正期産入るから明日退院だよ」
私 :「入院お疲れ様でした」
みんな、寝転がってカーテンごしに天井を見て話した。
Bさんの提案でカーテン開けてみる❔❔て言う話しになり、私達ははじめましてをした。
タブーを犯してる様で、みんなちょっとワクワクした顔をしていた。
「同じ空間にいるのに知らない人と寝る」
なかなか無い経験だ。
翌日、Bさんは退院し、その翌日新しい人が入ってきた。また、天井を向きご挨拶をした。
私も入院生活にすっかりなれ、体調も良かったので点滴を抜いてシャワーをしたり
点滴をひっぱって御手洗いに行くようになった。