自閉症スペクトラムと知的障害~検査を受けるまでにしたこと~
娘に違和感を感じ発達検査を予約した小学校1年生の10月。予約がとれたのが2年生5月。
私達家族がこれ以上辛くならないようにしたこと
1:転職 娘が保育園卒園までは某有名アパレルメーカーで接客対応のリーダーをしていた。
小学生になるので土曜日の学童の追加料金を支払うことは母子家庭にとって大打撃なので
調剤薬局の事務をしていた。が、土曜日隔週で出勤をする契約になってしまっていた。
自分がやりたい仕事より子供と一緒に休める仕事に変わるべきだ。
そぅ思い、福利厚生もしっかりした某有名家電メーカーの事務の契約社員となった。
俗に言うお局様の存在はストレスでしかなかったが会社から出ると全てを忘れられる程仕事に思い入れずにいた。
2:学童保育を転所 前回も書いたが息子と娘が行っていた学童保育は恐ろしかった。
グラグラした歯を親の承諾なしで抜くし
娘の隣の子が遊びで使っていたビーズをひっくり返したが「トロイ」と言う理由で娘を怒鳴り付けることが頻繁だった。
剣玉に力を入れる学童で学校の宿題よりも剣玉を優先にさせた。
私、もぅ通わせなくないんです。
少し高額ではあったが民間の学童に相談に行った。
「僕たちは明日からでも通ってくれて良いですよ。あり得ないです。」
民間の学童は夏休み料金が高く、夏休みは二人合わせて家賃より高い保育料の支払いとなるが、
そんな事どぅでも良い。
二人を安心して預けたい。その気持ちから民間の学童でお願いすることに決め民間の学童を去った。
ほっホッとしていた。
私達3人に明るいりがりが見えた瞬間だった。
民間の学童に相談に行った翌日、年度内ではあるが娘がついて行けてない事を話し兄妹ともに退所させて欲しいと相談に行った。すると…
「発達検査は受けるべきです。○○は異常ですから。誕生日すら覚えてないんですよ?おかしいでしょ。トロイし皆が迷惑しているしリーダーはストレスを溜めています。」
…。そこまで言う?
まっ。退所できるなら良いかっ。と思っていた。
すると続けて…
「やめるのは構いません。ただ、ウチは年契約ですので残り半年×2人分お支払ください9800×6×2ですね。お支払ください。退所できますよ?」と言われた。
いや。無理でしょ。
我が家は母子家庭ですよ?そんな大金お支払できません。でも娘はここにいたら壊れてしまいます。それを見て息子も壊れます。
あまりにも… と言った。が
「では3月までは退所は難しいですね。
勝手に来ないのは構いませんから。」と返された。
何とかせねば…
頭を悩ませつつ翌日所要で市役所に行ったので
ついでに福祉事務所に相談にしてみた。
入所時の資料には何も書いていない。
それを持ってもぅ1度相談に行くように言われたので頭の中で言いたいことをまとめつつ帰宅した。
数時間後学童から入電…
話し合いをしようと言われた。
夜伺う約束をし、時間通りに伺った。
「昨日の話ですけどお兄ちゃんは問題ないので3月までいてください。娘さんは今回はペナルティ無しで退所して頂いて構いませんから。以上です。」
ハァ…3月までお兄ちゃんがこちらにお世話になってる際、傷ついたり意味もなく怒られたり理不尽な事があった場合ペナルティ無しで退所する事を許可して下さい。と伝えて娘は翌日から民間の学童へお世話になることになった。
転所した学童はスタッフもみんな元気で温かくて娘もすぐに馴染めた。宿題も終わらせて帰らせてくれた。
心配していたお兄ちゃんも妹を羨ましがりつつも
少しできる一人の時間を楽しんでいた。
3:家の中での役割を決める
家に先に帰る息子は帰ったらお風呂を入れる事
ご飯を炊く事を覚え仕事にした。
私がお迎えに行き一緒帰宅娘は洗濯物をたたむ事、一品何かをつくり食事の準備をする事を仕事とした。
誉められるからするお手伝いではなく
共存して生きるために力を合わせて生きる
を身につけて欲しかった。
4:分からない事を口に出す習慣づくり
とにかく理解しているのかしていないのかポーカーフェイスの娘は感じてもらえないので
「どぅして?」
「なんで?」と聞く練習をした。
小さい子はみんな通ると思っていた質問責め。
娘は通らなかった。だから聞く癖も勇気もついていない。
練習の結果、少しずつ「理解できてないレベル」を周りの人に知ってもらうことができた。
5:日常に勉強を生かす
足し算も漢字も「できたら便利」を植え付けたかった。
ほらっ。足し算したら便利でしょ?
便利さを分かった瞬間ハマってくれた。
6:ゆっくりと向き合う
休みの日は海に連れていった。波の音と砂浜は何よりもデトックスとなり私達3人を癒してくれた。
寒くても暑くても本当によく行った。
7:誉めること気持ちをつたえる
誉める育児はよく言うがそのあとに続く言葉で子供が成長することが分かったので
「今日もお風呂ありがとう😆助かったよ☺️
次はコレも一緒にしてくれるとホントに助かる⤴️」と少しずつ加えていった。
息子は特にどんどん家事が上手くなってきて味噌汁を作ったり色んなことを始めた。
少しずつ少しずつ発達検査に向けて家族三人まとまってきた気がした。