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映画『音楽』が71分で魅せる独特さについて語らせろや。

私の母親はピアノの先生だ。
その影響でピアノは3歳から、10歳でフルート、
その他ブラスバンドクラブで金管楽器を経験。
そして22歳で三線を始める。
音楽の楽しみ方は十分知っている、

そう思っていた!!!!!!!!!!

映画『音楽』に音楽の楽しみ方を気付かされた。

正確にいうと音を鳴らす楽しさというものを気付かされた。

そしてその他にもこの映画のやみつきになる独特さがある。
紹介させてや。

①研二の謎

この映画の主人公、研二。
こいつの謎さ、半端ない。

他校からも恐れられる不良少年の設定だが、

暴力や悪さをする描写は一切なし。
具体的に語られることもなし。
何がそんなに恐れられているのかが不明。
そして、

こいつ、
常に無表情。

笑うことなし、怒ることなし。
感情があるのかないのか分からない。無。

謎。

そんな研二がひょんなことからベースを手に入れ、
そこから連れの太田と朝倉とバンドを結成。
徐々に感情を表現し始める。

②間

主人公の発言する、間、

意味わんかないよおおおおおお!!!!!!!!!!

ためる、ためる、ためる!!!!!!!

劇中、その間に「?」が浮かび始めは戸惑う。
しかし中盤になってくると、
「はいはいこの間ね、この世界観ね、はいはい」
こっちのペースについてこいと言われんばかりに分かってくる。

シュール。

しかし、笑かしてくるところはテンポ良く。

そんな間の取り方が研二始め、登場人物によって作られる、ワールドだ。

③亜矢の存在

研二の同級生の亜矢。
制服のスカートはスケバンの様に長く、
髪型もパーマを当てたような
一昔前の女子高校生だ。

彼女の一言からバンドは進み出し、
研二が諦めそうになった音楽に背中を押し、

ただの研二との恋仲相手かと思いきや
実は亜矢がこの映画の軸になっている。



あとは自分で観てや。

音楽、おもろかったで!!!!!!!!!!

#音楽 #映画 #岩井澤健治 #エッセイ #レビュー

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