コタツ引きこもり犬【犬の話】
最近、犬の姿をあまり見ていない。遠くに出かけている訳ではない。コタツに引きこもっているからだ。
彼は昨シーズンの冬の終わりにコタツの良さに気がついたらしく、今シーズンはコタツを出した日から、日がな一日引きこもるようになった。
ニンゲン同様、イヌもあんまり日に当てないのは良くなかろうと、2階の仕事部屋に連れていこうとすると、心底嫌そうにする。2階にどうにか連れ出して、やれやれと1階で用事を済ませて戻ると立派なうんちをしていたこともあった。
そんなわけで、好きなだけコタツに居させるようにしたら、一日のうち23時間15分はコタツにいる。
朝の散歩も嫌がるようになったので、散歩の時間も減ってしまった。暗いところに引きこもっているせいなのか、明るいうちに散歩をしたがらなくなったのだ。夜に散歩に行くと、しっぽをブンブン振って楽しそうにしているのだが、明るい時間だと、出発から行きたくなさそうで、歩き出しても楽しくなさそうにノロノロと歩き、すぐに帰りたがる。
犬よ。お前は暗闇でなにを思っているのだ。
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