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陣馬山にようやく行った【登山記録】

陣馬山
標高855m
一ノ尾根〜陣馬山〜栃谷尾根

ジオグラフィカより

いつでも登れるしなぁ、と思っていたら10年過ぎた。
アクセスが楽なほう、と隣の景信山に行ってしまう。
そんな話をY氏にしたら、じゃあ行こうということになった。

日曜日の朝、藤野駅発のバスは登山者がぎっちり詰まっていた。年齢層は高め。ほぼ全員が陣馬山登山口で降りる。

一ノ尾根は、ゆるやかな登りの尾根で登りやすかった。針葉樹林と落葉広葉樹が交互に現れて、暗くなったり明るくなったり。
紅葉がちょびっと残っている木もあった。

Y氏はトレーニングと称して雪山装備を13キロほど背負っており、汗をだらだらと流していた。日向を登っていると暑い。日陰でも汗ばむ。

登り始め30分は長く感じたがその先はするっと進んだ。やがて階段の向こうに建造物らしきものが見える。山頂だ。山頂前の登りはなによりキツい。

山頂道標付近にはこの山の象徴的な白い馬の像が立つ。大きな声では言えないが、像の頭部は●●に見える。山頂は展望が良い。富士山も見える。

景色を眺めるのもそこそこに昼飯にする。山頂広場から一段下がったテラスのようなところに座り、昨日の夕飯を詰めた弁当を食いつつ、下段の茶屋や、行き交う登山者たちを眺める。日曜日とあって賑やかだ。

山頂は随分広い。馬の像がある広場の下には、茶屋が2軒とトイレ、東屋がある。

茶屋の店先に並べられたメニューに「ゆずシャーベット」の文字が見えて、登って暑くなっていた登頂直後は食べたい気持ちでいっぱいだったが、どんどん体が冷えるとともに気持ちも冷えて、最後には消えてなくなった。何にでも食い時があるらしい。

出発前に寄ったトイレはおそろしく混んでいて、暇をもてあまして一人あたりの入室から退出までの時間を測ると1〜2分かかっていた。全員おしっこRTA予選敗退だよ。

下山の栃谷尾根は、荒れた、とまでは言わないが、手入れの届いていない登山道の見本のような道だった。階段状に組んだ横木が朽ちて、中途半端に杭のように残されている。

途中、無人販売所でゆずを一袋買った。藤野はゆずの産地らしい。ゆずシャーベットも食べればよかった。

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