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189 米株 不安が一杯

投機筋の米国株先物のネットポジションは2011年以来の低水準である。というより、ロングポジションは殆どない。米国株に強気な投機筋はないと言っていいくらいだ。
 参考 182 CFTC 米日株先物の投機筋のポジション 話題

4月のBofAの世界ファンドマネジャー調査(旧メリルリンチ・ファンドマネージャーズ・サーベイ)によれば、『投資家の株式への資産配分が債券との比較で世界金融危機以来の低水準になった』。

以上のように、米国株式投資家は米国株に超弱気である。この状態は、去年の6月くらいから続いている。背景は、金融引き締めと景気悪化懸念のコンビネーションである。次のグラフに見るようにこんな状態は極めて稀である。

何が起きたかというと、ISM指数(赤線)が急上昇する中でFFレートが据え置かれていたこと。そして、ISM指数が低下しているのにFFレートは大胆に引き上げられていることである。
金融政策は経済に沿ってなされてきたが、イレギュラーなことが起きている。なぜそうなったかは、話が長くなるので省略する。(以前に書いている。)

こうした中で不思議なことがある。

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