FX必須情報#008 為替相場は米金融引き締めモードから通常モードに
今年春ごろ(6月中旬)から、ドル円相場は米国の金融政策を強く反映する相場が続いていたが、日本政府の為替介入や米利上げペース鈍化を背景に通常モードに移行したようである。
米1年金利は4.81%、2年金利は4.47%。正しいか否かは別として、1年後くらいから利下げが始まると市場が見ているということだ。
キャリー相場は終わったようである。キャリートレードが相場を押し上げるには次々資金を積み上げていかねばならないが、息が尽きたようである。
ここからは、通常モードに移行していくと思われる。つまり、10年又は5年金利差との連動である。さらに先になれば、原油価格や日本の貿易収支、基礎収支(又は経常収支ー直投の再投資)も相場に反映されるだろう。
以下、いつものように、定例のグラフ(ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、ユーロ/円とそれぞれの金利差との相関)を掲載する。
今回は、投資戦略は省略する。というより、当面、相場を張るのはお休みするつもり。
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