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300 FX必須情報#025 為替相場と金利差 円安 一時148円へ

背景は原油高
米国の原油の在庫が戦略備蓄を含め底をついている。備蓄放出により原油高をさますどころか、在庫積み増しの必要性があろう。加えて、サウジが自主減産継続、 ロシアは輸出削減と、原油価格を押し上げている。

この原油高は、ガソリン価格高など米国の物価を押し上げよう。賃上げ圧力が高まる恐れがある。そうなると、米国では利上げ中止から再度の利上げへとの動きになる可能性もある。米金利は上昇し、米日金利差が拡大し、円安になるという動きになる。
また、原油高は日本の貿易収支も悪化させる。

というように、足元の円安は投機的なものというよりファンダメンタルズを通じた自然な流れである。
しかし、原油価格高+円安となると、日本のガソリン価格や光熱費が高騰することになり、日本の消費者にとってはつらい。それでも、ドル円レートがリーズナブルなら、円買い介入の意味も薄いだろう。さらに、多少円高に押し戻しても、原油高が変えられなければ意味が殆どない。

例によって、ドル円レートと米日金利差、ドル円レートとドル元レート、米国金利動向、ユーロドルと独米金利差、豪ドルと豪米金利差、豪ドルと鉄鉱石価格などのグラフを掲載する。

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