285 米国先物のポジション
次のtwitterを見かけた。
Asset Managers are betting on falling treasury yields as they have built up a record long position in treasuries.
Interesting to see how their positioning is so different from the last time yields were this high.
資産運用会社は国債利回りの低下に賭けており、国債の記録的なロング・ポジションを構築している。 国債利回りがこれほど高かった前回と、彼らのポジショニングが大きく異なるのは興味深い。
10年米国債先物の資産運用会社のポジションが大きくロングになっており、金利低下に賭けているということだ。
しかし、気を付けてほしい。当たり前だが、誰かがロングだと、それと同じだけショートがある。8月15日時点の部門別ポジションを見ると、資産運用会社のポジションは大きくロングだが、ヘッジファンドのポジションは大きくショートで、金利上昇に賭けている。
資産運用会社のポジションはそのまま現物に移行する可能性が高いが、ヘッジファンドの方は反対売買することになるので、ヘッジファンドのポジションの方が相場見通しを反映している。
ところで、先物のポジションはCFTC(全米先物取引委員会)が集計しているが、2種類の方法で発表している。
(1)従来からのスタイルで、部門をcommercial(実需筋)、 non-commercial(投機筋)に分類している。
(2)新しいスタイルでは、部門を、Dealer(銀行/証券のスワップ・デリバティブディラー)、 Asset_Mgr(保険会社/(年金基金)資産運用会社)、 Leverage_Money(CTS、CPOなど) 、Other(その他) 、NonRept(非報告者) に分類している。
やはり、最も興味があるのは、相場見通しを反映する投機筋のポジションである。
参考まで、8月15日時点の、債券先物の投機筋のポジションは、
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