430 ドル円レートと米金利
2024年3月10日 425 FX必須情報#032 為替相場と金利差
の続き(補足)
あれから、米国で、PPI(生産者物価)や新規失業保険申請件数の発表があり、ますます物価の見通しが不透明になり、米金利が上昇し、日本のマイナス金利解除観測にも拘わらず、ドル高(円安)が進んだ。
米物価上昇については、景気が比較的堅調というのもあるが、原油価格上昇の影響もあるかもしれない。
原油価格上昇は日本の輸入金額増にもつながるので、2重(原油価格高⇒米金利高、日本の貿易収支悪化)に円安に効いてくる。
市場のFF金利見通しも、6月、9月、12月の利下げということになった。
3月・6月・9月・12月のFOMCでは、経済見通しが同時に発表されることもあり、そういうタイミングで利下げが行われるだろうということである。FRBは初めからそのつもりだった。
しかし、今となっては、それもどうかという感じだ。
私は、市場が考えているように、徐々に物価鎮静化⇒緩やかに利下げ ではなく、どこかの時点で、商業用不動産問題が露見して、景気が急悪化、利下げが行われると考えているが、イベントに見通しを賭けるのは難しい。
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