315 雇用統計を前にして、今の雇用状況は
今の雇用状況は、緩和・減速していると思うが、よくわからないというのがホンネだ。
雇用統計の予想だが、エコノミストによりバラバラだが、総じてみると、これまでのトレンドを伸ばしたものになる傾向があることは知られている。(皆知っているが、口に出さない。)
次のようにだ。これから、結局、非農業部門雇用者前月比増加数の市場予想は16.6万人となる。
もうひとつわかっておくべきことは;
雇用統計は、前月の速報値が通常、当月第一金曜日に発表になり、その改定値が翌月に、確定値がさらに翌月に発表になる。さらに、年に一度遡及改定される。というわけで、速報値は最終確定値とかなり異なる。つまり、速報値はそもそも信頼できる数値ではない。それをあてに行くのだから、難しい。過去どういうふうに改定されたのかは次のサイトにある。
Nonfarm Payroll Employment: Revisions between over-the-month estimates
それはさておき、ADP雇用統計、求人件数、ISMサービス業雇用指数、新規失業保険申請件数などから、予想の材料を考えてみる。不思議なことになっていることがわかる。
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