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お薬はないです。手にはいりません。

情報で重要なのは、(1)フェイクでないこと、(2)状況把握が十分かつ正確なこと=嘘はなくても、ミスリードするような記事は困る(記事は多分に書き手の意思が入る)、(3)巧妙に恣意的でないこと(明らかに恣意的な記事は、恣意的であることが明らかな時点で恣意的でない・opinionである)
そういう意味で、FACTAの記事を重宝している。ONLINEもいいが、雑誌の方を近所のコーヒーショップでのんびり読んでいる。

それはともかく、表記について、ず~と前から興味を持っている。

日本の物価状況、貿易収支を見ていて、様々な問題が起きているが、FACTAに興味ある記事があった。日本の国力低下(名目GDPの停滞、失われた25年と言ってもよい)にともない、薬の世界でも大きな問題が起きている。

保険あって薬なし/「欠品続出」薬価引き下げスパイラル:FACTA ONLINE
内容の一部は、
(1)薬不足が一般に認識されたのは「ジェネリックメーカーが不祥事で相次いで処分を受けたのがきっかけ
<あの日医工は上場廃止に追い込まれた 356億円の債務超過に転落>
(2)厚労省は「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」を立ち上げている。
狙いは、財政負担軽減のために薬価引き下げを要求する財務省に反論するため。
(3)理由は記事を見てもらうとして、欧米の製薬メーカーが日本市場に先発品を上市しなくなってきている。<これは知らなかった>
(4)薬価は決まっているが、病院が仕入れる医薬品の値段は交渉で決まる。・・略・・⇒薬価引き下げのスパイラルが起こる。
(5)これも理由は記事を見てもらうとして、病院はジェネリックを使う。そのジェネリックが欠品している。患者を診療できない。という事態が起きている。
(6)輸入原材料価格が上昇しており、薬価を上回ってしまう。薬不足になる。

なんだかんだで、医者や設備は優れていても、先発品も後発品も薬がなくて医療崩壊がおきかねないという話。

このままでいいのだろうか?
NJHKはクロ現で1回取り上げたが、今回のFACTAの記事で新しい事実が出てきている。マスコミも継続して取り上げたほうがいいのではないかと思う。


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