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467 日本のGDP世界5位に

IMFの推計によると、2025年の日本のドル換算名目GDPはインドに抜かれ、世界5位になる見通し。

こんなにあっさり、ドイツに追い越され、インドにも追い越されそうになっている理由は、日本のデフレと円安である。
中には、ドイツだって日本以上に景気が悪いのに、ドイツに追い越されるのはおかしい。ひとえに円安のせいだ。ドル換算名目GDPで比較するのはおかしい。PPP(購買力)ベースで見るべきだ。また、人口が多ければGDPが大きくなるのは当然だ、一人当たりで見るべきだ。という声も大きい。
私は国力、国のプレゼンスという観点から、ドル換算名目GDPで比較してよいと思うが、参考までpppベースのGDPを見てみよう。

その前に「PPPベースGDP」とは何か?
ある国で生産されたものが全て米国での生産価額と同じとしたときのGDPである。なので、単位はドルになる。日本のデフレの影響はないし、為替相場の影響もない。ちなみに、当然だが、米国のPPPベースGDPは米国の名目GDPと同じになる。米国が基準となる。

次が、米、中、日、独、インドのpppベースのGDPである。
たしかに、これだと、日本はドイツに追い越されていない。しかし、インドとはとっくに逆転し、今は、インドの半分以下である。また、中国が世界一である。
GDPの比較が国力、経済規模の比較とするなら、なんとなく違和感を感じる。

豊かさの比較という意味でなら、一人当たりのpppベースGDPが適当だという声が、エコノミストの間では強い。
これなら、米国が圧倒的で、ドイツ、日本、大きく離れて中国、インドと、まぁ、そうなのかなと思う。
今回は、ここまでしかチェックしていないが、一人当たりのpppベースGDPでも、違和感のある国が相当出てくると思う。


データは、次からダウンロードしてください。IMFが推計する際に使った為替レートや人口、インフレ率などもあります。全く参考にならないけれど、興味があればどうぞ。




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