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Fedが重視する3つの指標

今の金融政策の最終的な目標はPCEデフレーター上昇率が2%以下に収まることだが、そこへたどり着くまでの金融政策(利上げのスピード、到達点=ターミナルレート、その金利の据え置き期間など)を決める大きな指標は以下の3つ。
但し、ここにきて、米国の利上げが海外の金融不安を巻き起こすリスクも勘案せねばならないのか、という点も付け加わったかもしれないが・・・?このことについては、今のところFRBは何も言っていない。

(1)求人倍率(失業者数に対する 求人数の割合)
パウエル議長が講演会や記者会見でたびたび言及する。
以前は、出てくることのなかった指標だ。
最近は、日経新聞などでも記事の中に出てくるようになった。

昨日、8月の求人数の発表があった。
8月の米求人111万件減、20年4月以来の落ち込み: 日本経済新聞
非農業部門の求人件数は1005万3000件だった。前月比111万7000件減と減少数は大きかった。求人件数はなお高水準だが減速の兆しがある。
8月の失業者は601万4000人だったので、失業者数1人に対して約1.7倍の求人がある計算だ。同比率は7月の約2倍から低下した。
昨日の証券金融市場はこれを好感した(株高)が、まだバランスを欠いているというのがFRBの判断だろう。

二つ目の指標は、

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