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388 フィラデルフィア連銀景気指数は普通に低水準

先日発表になったニューヨーク連銀景気指数は異常に低い数値となったが、より信頼性の高いフィラデルフィア連銀景気指数は、1月はISM指数で47程度に相当する低い数値(▲10.6)だった。▲10以下はリセッション水準なので、異常に低くはないが景気後退時並みに低い数値である。

それより、気になるのは、半年後の景気見通し指数である。完全にリセッションに入ることを示唆している。但し、今回は違う可能性もあるので、その点には注意である。

また、価格指数は落ち着いてきてはいるが、景気を示す業況指数ほどは低下していない。

ISMなどの景況感指数と雇用統計やGDP統計などとは乖離が見られる。FRBはあくまで雇用統計と物価統計を重視しているので、景況感指数には惑わされないように注意。

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