311 TOPIX S&P500 とEPSの関係 変化が起きている?
私の株価予想を示すものではないが、定期的に (1)TOPIX とそのEPS、(2)S&P500 とそのEPS のグラフをチェック。
前回の9月17日の記事で、日米とも株価の上昇トレンドは続いているが、やや割高であることを示した。その意味で妥当な調整が起きている。しかし、それだけでないかもしれない。
株価は基本的に業績に沿って動くが、金融緩和期は業績以上に上昇し(PERが高くなる)、金融引き締め時は業績に沿った水準よりも低くなる(PERの低下)。
米国では、今まで後者の動きが特に見られなかったが、ここにきて経済が予想以上に好調⇒インフレの鎮静化に難航する⇒金融引き締めが一層強くなる⇒株価下落 という動きが出始めたのかもしれない。特に、米国の短期金利が5%以上で長引く可能性が高まっているため、リスクフリーで5%もリターンがあるなら投資は国債(またはMMF)でいいやという考えが出てきているようにも思う。だとすると、資金は日本株にも回ってこない。
以下、こうした状況を表記のグラフで見ていく。
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