426 円キャリートレードの実態
円キャリートレードとは「低金利の円を借りて、高金利のドルに投資(預金)すること」である。
勿論、円より金利が高ければドルである必要はない。
キャリートレードの怖いところは不測の事態で相場が動くときである。
その意味で、ドルが最も好まれる。
当たり前だが、相場は事前的な需給で動く。事前的とは相場が成立する前の需給である。事後的な(相場が成立後の)需給は、必ず売りと買いは一致する。ただ、事後的な需給を見て、事前的な需給を推測はできる。
為替相場においても、参加者の需給で相場は決まる。参加者とは、貿易取引、直接投資取引(及び、そこからの収益)、証券などの金融投資(及び、そこからの収益)、FXなどの投機などである。
こうした中で、円については、著しく低い金利、著しく高い流動性から、貿易取引、直接投資取引、金融取引、FXなどの全てにおいて、種々の形でキャリートレードが起きている。実態は把握できない。
把握はできないが、ごく一部の推測として、言われていることがある。
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