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290 ドル/円相場と米日金利差

米国長期金利が低下して、米日金利差が縮小した。
米長期金利は「インフレは鎮静化しつつあるが、目標には遠いという環境で、上にも下にもいかない」というのが基本だ。
しかし、一時的にこのバランスが崩れていたようだ。8月15日発表の小売売上高が強かったこと、16日に発表された7月のFOMC議事録に「インフレに著しい上振れリスクがあり、金融政策の追加引き締めが必要になり得るとの認識を大半の参加者は引き続き示した」と記されていたことなどで、インフレ鎮静化が目標に到達するにはさらに時間がかかると考えられたからだ。
それが、8月23日S&P社が発表したPMIが低水準であったことから、金利上昇は反転した。要は、基本シナリオに戻ったということだろう。

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