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264 ニューヨーク連銀製造業景気指数

ごくまれ(20年に一度くらい)に、ニューヨーク連銀製造業景気指数が相場の転換をリードすることがある。勿論、今はそういう時ではない。
ニューヨーク連銀製造業景気指数は当月のデータが当月発表になる、最も早く発表になる景況感指数だ。しかし、ブレが大きく(最近は特に大きい)、信頼性は低い。もうすぐ(7月20日)発表になるフィラデルフィア連銀景況感指数の方がはるかに信頼性は高い。

そのニューヨーク連銀製造業景気指数の7月データが発表になった。ISMだと53程度に相当し、これを受けて、金利上昇、ドル高になった。が、そもそも信頼性のない指標なので、市場に特に影響があったわけではない。

なお、価格指数は一段と低下している。インフレが沈静化しているということだろう。方向性はそのとおりだと考えていいと思う。

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