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457 第2次オイルショックと相場 株価

今回の件(イラン-イスラエル)では、イラン側の発表にはそう注意を払う必要はない。イランが穏便に済ませたいことは明白だ。問題は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相だ。そのことははっきりしているが、ネタニヤフ首相がどういう風に出るかはわからない。

原油相場は非常に難しい市場だ。通常時でもOPEC、ロシア、シェールオイルなど産油国の供給の動きを読むのが難しい。中国を中心とする世界経済動向(つまり、需要)にも左右される。地政学的リスクはコントロールされているものではない。要するに、原油価格は、景気が良くて上昇する場合もあれば、産油国の思惑で上がることもあり、地政学的リスクから上がることもある。
株価は、そのどれであるかによって反応が異なる。景気が良くて原油価格が上昇しているなら、株価も同様に上昇しているだろう。産油国のコントロールによる原油価格の上昇は株価には大きな影響はないだろう。しかし、望まれない地政学的リスクによる原油価格の大幅上昇はインフレを巻き起こし、金融引き締めと株価下落をもたらすことが想像される。

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