619 米国株(S&P500)のPER
PERが上昇する場合は、
(1)epsの増加に比べ、株価の上昇の方が速い場合。
(2)epsの低下に比べ、株価の低下の方が遅い場合。
(3)epsが低下する中で、株価が上昇する場合。
がある。
PERが極端に高くなるのは、epsが急減少する場合。
ITバブル崩壊やリーマンショックなどの時は、epsはゼロ近くまで低下してしまうが、株価はそこまで極端に下げない(純資産価値などで下支えされる)ので、必然的にPERは高くなる。
こういう時のPERは参考にならない。
なので、PERを見るときは、増益時だけを見ることにする。
次のグラフの黒線は、epsが過去最高を更新している時のPERである。
気が付くことがある。そういう時はPERが低下していっていることが多い。
epsの増加の方が株価の上昇症より速いということだ。
今年、8月よりepsは過去最高を更新し始めた。そして、足元のPERは25倍を超えている。
今年、epsはさらに拡大していくと予想されているが(前回記事参照)、PERは低下していくのだろうか?
株価=eps×per なので、epsが増加しても、perが低下すれば、株価の上昇率は低い、又は下落するかもしれない。
ところが、今回は異例なことがある。
ーーーーーーーー
ここから先は
448字
/
1画像
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?