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190 日米独中の株価の動き やっぱり日本株は!

まず、日米の代表的な株価の動きは。

日本では、2021年春まではNT倍率(日経平均/TOPIX)は上昇したが、以降、調整が起き(何がきっかけだったかは忘れた)、今は両者の動きは似ている。

米国では、FAANGなどmega cap tech stocks(時価総額の大きな成長株)が相場を押し上げるのは、2021年秋で終わり(2年金利などの金利上昇がきっかけ)、2020年9月末を基点とすると、NYダウとS&P500は似た動きをしている。

米国株はコロナ禍の経済対策などを背景に力強く上昇していたが、金利上昇で調整が起きた。ドイツの株価はウクライナ紛争の影響を受けて低迷したが、エネルギー価格低下とともに復活してきている。日本株は膠着状態が続いている。今は、日米株は連動している。日本株は好調のようなイメージがあるが、米国につられているだけのように思われる。日本株固有の要素で動いているわけではないだろう。ウォーレンバフェットも日本株全てがいいとは言っていない。グローバル展開している(収益の源泉は日本国外)商社の株を買っているだけだ。

TOPIXとS&P500の動きも上記同様だ。都市ロックダウンやら何やらの中国株はさえない。但し、経済成長率は日米などと比べて高いので、環境が落ち着いてくれば株価も上昇に転じる期待はある。但しの但し、不動産市場が壊れており、地方財政もパンクしている状態で環境が落ち着くかどうかは不透明。

以上のような状況で、総じて日本株は低成長にもかかわらず、株価は健闘しているように思われる。でも、グローバル投資家から見れば、そうとも言えない。

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