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Minecraftカップ2022 全国大会 プログラミング賞 受賞者インタビュー
KECグループのプログラミング教室「プロクラ」に通う奏太さんが、「Minecraftカップ2022 全国大会」へ出場し、エントリー総数6,019名/作品総数426作品の中から見事プログラミング賞を受賞! 奏太さんはプロクラの初級コースから入会し、今では上級コース(*1)へ進級しており、小学生ながら本格的なプログラムを組み、ゲーム制作経験を積んでいます。一体どんな生徒さんなのでしょうか? お母さまと一緒に取材をさせていただきました。
(*1)上級コース=Unityというゲームエンジンを使用してゲームを作成するコース
◆Minecraftカップ2022 全国大会とは?
通称マイクラカップ。学校教育の現場で使われている「教育版マインクラフト」で作られた作品を全国・海外から募集し、内容を競い合う大会。2022年度の作品テーマは「生き物と人と自然がつながる家・まち〜生物多様性を守ろう〜」と、SDGsを扱ったものでした。
◆プログラミング賞とは?
3つの条件に最もふさわしい作品に贈られる賞。
1.コンピュータと人間が共生するイメージが持てるようなプログラムが使われていること。
2.持続可能性を意識し、ワールドや作品テーマにあった仕組みや動きを実現するためのプログラムであること。
3.シンプルでも汎用性のあるプログラムで随所に応用できるなど効率の良さがうかがえるプログラムであること。
◆日本の状況
21世紀を生きる子どもたちは、変化の激しい中で生きていきます。そのため、義務教育や高等学校教育でプログラミング教育が必修化され、未知の課題や困難に対処し、自分で問題を発見し、解決策を提案できる問題解決能力や、他者とのコラボレーションといった、さまざまな能力を身につける必要があるといわれています。そして、身近な問題の発見や解決にコンピュータやソフトウェアを生かしていくことが期待されています。
<ここからインタビュー内容です>
家族一丸となって獲得した賞
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マイクラカップは一年かけての大イベント。賞獲得までの道のりは相当長く大変だったようです。(以下、奏太さん=奏/お母さま=母)
奏:実は課題提出後も細かな部分で気になってしまった点があって「どうしよう、賞獲れないかも」と不安があったんですけど、名前が呼ばれて本当に嬉しかったです。
母:作品自体は奏太が一人でプログラムを組んで作成をしていたのですが、提出する資料が難易度の高い要求だったので、昨年の夏から父親も含めて家族全員でサポートしてきました。受賞して本人が嬉しいと同時に、親としてはホッとした感覚の方が強いかもしれないです(笑)
ー 家族でどのようにサポートを?
母 奏太が「こういう動画(プレゼン)にしたい(*2)」と絵コンテを作り、それに沿って私たちが分担作業する形でした。私は画像を切り出したり、紙ベースの資料作成を手伝う担当でした。
(*2)提出物に作品PRの動画があったため。
ー まさにチーム家族での受賞だったんですね。
母 そうですね。あと家族でいうと、鹿児島にいる曾祖母に今回の受賞を電話で伝えた際、奏太が頑張っているのが伝わったみたいで電話越しに泣いていて、喜んでくれる家族がいることに改めてありがたいと感じました。
奏 僕もそれを聞いてより嬉しくなって、家族みんなが幸せになってくれて本当に良かったです。
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憧れの先輩
同じマイクラカップに過去出場した先輩(*3)との交流も、奏太さんの刺激になった様子でした。
(*3)Minecraftカップ 2020 全国大会で、髙崎正治賞(2022の建築賞)を受賞した生徒。
母 以前、大阪のグランフロントで実施されたイベントで、同じテーブルにその先輩の子がいらっしゃって「頑張って」と励ましの言葉をもらいました。
ー どんなお話をされたんですか?
奏 とにかくマインクラフトの話です(笑)同じ好きなものについて凄く話が弾んで、心がつながった感じがして、とても楽しかったです。先輩が過去のマイクラカップで受賞してたことも知っていたし、冷静でリーダー感もあって「憧れるなぁ」と思いました。
SDGsと奏太さん一家
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大人でも中々むずかしい「SDGs」が今回のマイクラカップでの作品テーマでした。しかし家の教育方針がアドバンテージにも繋がっていました。
母 家族全員が好奇心の強い方で「百聞は一見にしかず」タイプなんです。ですのでアゲハ蝶やメダカを育てたり、お米や大豆を育てたり、実際に行けるところには行って、教科書に載っていること以上の体験ができるように家族で取り組んでいます。実は私、虫が大の苦手なんですけど、私が怖いと言ってしまったら奏太の歩みを止めてしまうので我慢して付き合っています(笑)けれど、それも楽しいといいますか、ジェットコースターのような日々を奏太のおかげで送れています。流れ星も見に行ったよね?
奏 うん、マットレスに乗って夜空見て楽しかったね。
ー なぜそのような教育方針になったのでしょう?
母 私自身、幼少期同じように育てられた経験が大きいと思います。そのお陰で実際に、高校の生物に至るまで勉強せずともついていけていました。奏太も今の経験が、いずれ人生のどこかで必ず繋がる瞬間が来ると考えているので「種を撒いている」感覚ですね。
ー 日常的に自然と向き合っていたからこそ、SDGsのテーマに対しても色々なアイデアが生まれていたんですね。
プロクラでの経験
優しく理解あるご家族だからこそ、奏太さんのような成長を遂げられている様子ですが、はじめから順風満帆という訳ではなかったようです。
母 幼い時や、プロクラに入会して間もない頃は「失敗」や「できない」に対して、よくイライラしてしまって、不安に思う部分がありました。多分、先生方にもすごくご迷惑をおかけしてきたのではと思うのですが、根気よく接していただいて、どんな場合でも「すごいね」「よく気が付いたね」など褒めてくださることで、すごく自信を持てたと思います。
ー 奏太さんにとって「プロクラ」とは?
奏 「頼れる場所」です。わからない時も支えてくれて心強いし、先生とのお話も楽しいです。プロクラに入会せず、プログラミングに出会ってなかったら何も考えず、ただゲームばっかりする小学生だったと思います(笑)
母 プログラミングを学んだことで、自分で検索や調査をして、自分で考えて表現してみることができるようになったと思っています。今回、プログラミング賞をいただけましたが、奏太としては、プロクラで学んだことをそのまま行っていて、特別なことをした感覚はあまりないと思うので、お陰様でというところです(笑)
ー 奏太さんの将来の夢は?
奏 プログラマーかエンジニアになって、みんなを驚かせたり幸せにしたいです。
ー 素敵な夢ですね! これからも家族のサポートを大切に、色々なことに興味を持ち、経験をしながら、あきらめず夢に向かって頑張ってください!
「Minecraftカップ2022 全国大会」最終審査会の様子は
こちらから視聴できます!
作品名「ゆでたまシティ」
2:27:00から 奏太さんのプレゼンシーン
6:00:18から プログラミング賞の発表
KECグループ 関連サイト
▼小学生向けプログラミング教室 プロクラ
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