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2024年6月17日〜6月23日のダイジェスト
【穴場な良銭湯】
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北区の上中里駅近くの大黒湯に行ってきた。9年ぶりくらい2回目の訪問だけど、かなり好き。適度に古くて、ほどよく広い水風呂、やたらぬるい半露天風呂、電力の弱い電気風呂、多少頑張ってるジェット、なんか良い。集団で来て騒ぐクソバカサウナーもいないし、とにかく居心地が良い。
あと受付のおじいさん、おばあさんともに人柄が良い。心があたたかくなる。AIに代替不可。
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待合所のテーブルの造花が味わい深い。
【配偶者の実父とサシ飲み】
配偶者は実父を嫌っていて、LINEや電話を9割方無視している。配偶者が実父から自転車を譲り受けることになったけど、その後の連絡を無視して長く日が経ったので俺のスマホに着信が来た。俺は根が真面目なので取ってしまい、自転車をもらいに仕事後一人で配偶者の実父の家まで行くことになった。(ここから先、「配偶者の実父」は長いのでZIPと表記します)
ZIPの家に行って、自転車とカギと譲渡証明書をもらってサッと帰るつもりが、蕎麦屋まで連れて行かれて食事をすることになった。もし食事に誘われたら「明日、人間ドックなんでもう前日夜から絶食なんですぅ」と言って断るつもりだったけど、言い出すタイミングを逃し、入店。ZIPは酒を注文し、俺は酒を断り普通に蕎麦を注文した。
ZIPと会うのは5年ぶり、2度目。会話のタネはないわけじゃないけど、配偶者の母がZIPと離婚後に再婚したことはZIPに隠しているらしく、俺は直接口止めされたわけじゃないけど俺経由でバレるわけにもいかないのでその話題に流れないように凄く気を遣った。
「あいつ(配偶者の母)とはどこで会ってんの?新宿?いまどこに住んでるんだっけ、車持ってなかったよなあ」とか言われて、「配偶者の母の再婚相手が車で送ってくれてる」という事実に触れずに、そして嘘を付かずに、それに答えるのは難しすぎる。「イヤー、ドコデショウネ・・・車、モシクハ、公共交通機関、ムニャムニャ・・・蕎麦久しぶりなんで美味しいです」とアホの子になって対応した。
1時間半ほど会話してお開きになった。タブー話題に対する警戒で死ぬほど疲れた。ZIPは配偶者曰くアル中とのことで、さつま揚げを少し食べただけで後は終始飲んでいた。健康の徒として普通に心配である。
【52席の至福というレストラン電車に乗った】
西武鉄道のイベント列車に乗って秩父まで行ってきた。
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若き鉄オタみたいな人がひとりめっちゃ写真撮ってて、「この人は撮るだけなのか、ひとりで乗るんか」と思ってたら出発時間ギリギリになって美人の彼女が表れて一緒に乗り込んでいった。
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あまり電車には興味が無い方だけど、席に最初からこれが用意されていてテンションが上がった。もう40歳だけどまだ心が動くことに安心する。心が動くうちにヌーディストビーチに行きたい。
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中華系のコース料理だったんだけど、このスッポン団子のスープが印象的だった。団子の中にスッポンが入ってるんだけど、たぶんスッポン初めて食べた。俺がよく食べてるいわしの蒲焼缶と非常に近い味付けだった。
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写真撮ってなかったけど、最後の「よこぜのおいしい紅茶」がとても美味しかった。さすが自分でおいしいって言うだけある。スッポン団子は自分で「至福のスープ」と言うわりにいわしの蒲焼缶だったが・・・
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いくつかの駅で、「進行方向右手をご覧下さい」とか言われて、見ると駅員さん達が横断幕を持って手を振って歓待してくれた。昔はこういうの、「通常業務もあるだろうに駆り出されてかわいそうに」とか思ってたけど、加齢とともに素直になり普通に嬉しく、手を振り返すと自然に目頭が熱くなった。
11:02出発の13:57到着で、「昼食とるとはいえ長いな、子は3時間弱も座ってられるかな」と思っていたけど、コース料理のデザートまで食べ終わる頃には13時00分過ぎで、その後、道の駅がある駅で停車し35分の散策タイムがあり、時間長い感は全く無かった。同じ車両には集団で来て騒ぐクソバカサウナーもおらず、快適な時間だったな。
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下車する時は赤いカーペットを敷いてくれて手厚いもてなし。赤いカーペットはテンションが上がる。俺も自宅玄関に敷きたい。
費用はひとり15000円でエクスペンシブっちゃエクスペンシブだけど、新幹線で旅行する交通費と大差ないし、移動が食事を兼ねていて時間を長く感じず目的地に着いている、というのが凄く満足度高い。移動が睡眠を兼ねる寝台列車の旅も心が動くうちにやってみたい。
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しかしスペシャルデザート1850円はピュア・エクスペンシブ!新築の家を建てる時や結婚式の時に金銭感覚がマヒしてオプションを色々付けちゃうのと同じ効果を狙っているのだろう。
【ミドルレンジのAndroidスマホが面白いように、ミドルレンジの旅館は面白い】
秩父では「ホテル美やま」という宿に泊まった。
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ウエルカムドリンクでデトックスウォーターやハーブドリンクやオリジナルラスクがありオシャレながらも、全体的にほどよく古く、泊まった和室はいわゆるおばあちゃんの家の匂いがした。
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ポットで淹れるよくある旅館の緑茶の他に、抹茶を点てるセット、コーヒー豆を挽いて淹れるセットがあった。人生初、コーヒー豆をコーヒーミルで挽いて淹れる作業をした。味の良し悪しは分からんけど面白かった。
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ドンキホーテみたいなポップ。
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「カラスガレイの素焼き」なのにマヨネーズたっぷりで焼いてあった。(笑えるぐらい味が濃くておいしい)
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卵豆腐のお吸い物。お吸い物に、卵豆腐が入っている。。。
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デザートのミルクプリンに乗っている赤いのはベリーではなく、マイクロトマト。
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ラムレーズンパンと言いつつ、普通にレーズンパン。
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ドライヤーかと思いきや、おそらくタオルを乾かすやつ。
このように、どこか謎の個性というか微妙な愛らしさというか不思議な感じがあり、凄く好き。ミドルレンジ価格帯の旅館特有のものと思われる。(高級旅館は泊まったことないけど・・・)
以前泊まったミドルレンジ価格帯より少しリーズナブルな旅館で、おしながきの横長の紙の端のデザートのところに「フルーチェ」って書いてあって、マジでフルーチェが出てきたのは面白かったなぁ・・・