【新規事業向け】介護ビジネスってどんなのがあるの?
最近ふと、こんなふうに思うことがあります。
実は、”介護”は需要が高まりつつあるビジネスの1つであることを知っていましたか?。
今回は、介護ビジネス開業を考えている方に向けて
介護ビジネスの種類・開業の流れをお伝えしていきます。訪問介護の開業支援を行なっているケアメド代表のヒロがお話しします。
●介護ビジネスの種類
まず、そもそも介護といってもどのような形のものがあるのでしょうか?
・施設系介護ビジネス
施設型の介護サービスには、特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・介護老人保健施設・ショートステイ・通所介護などがあります。
どれぐらいの要介護度の方が、何名入居しているかによって売り上げが決まります。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などは、開設することができる法人格が決まっています。医療法人や社会福祉法人などだけしか開設が認められていません。
NPO法人や合同会社などがが施設系の介護ビジネスで開業する場合
有料老人ホームやショートステイ、日帰りで通う通所介護などを行うことになる。
・在宅系介護ビジネス
在宅系の介護サービスには、訪問介護・訪問看護・通所介護などがあります。原則として自宅で生活を続けるために必要なサービスを提供するということが目的になります。
老人ホームなどの施設系サービスの場合
営業活動を行い利用者が入所したら、入所して介護サービスを提供している間は一定の介護報酬が安定的に入ってきます。
通所介護などの場合
利用者が休んだり、利用を中止するなどで売上が減ることも頻繁に起きるので綿密な計画を立てる必要があります。実行しても、キャンセル待ちがでるくらいに人気が出て地域で定着しないと経営が不安定になりやすいです。
・施設系と在宅系の複合型の介護ビジネス
介護ビジネスの中には施設経営の介護ビジネスの特性在宅型の介護ビジネスの特性の両方を併せ持つようなサービスが増えています。
施設系と在宅系のいいとこ取りができるイメージです。
例えば
サービス付高齢者向け住宅と言う高齢者の見守りなどのサービスがついた住宅を開設し、その住宅の入居者に対して在宅型の介護サービスである訪問介護などを提供することで介護報酬を得るというビジネスモデルもあります。
見守りサービスと訪問介護などによる介護サービスを併せ持つような施設を住宅型有料老人ホームと呼び、入居者にとっては必要な介護サービスが受けられます。
事業者としては 家賃や管理費などの住宅としての費用と、 訪問介護などの介護保険サービスで二重取りができるお互いにメリットのあるビジネスモデルも流行っています。
●【種類別】介護ビジネスを開業するには?
実際に介護ビジネスを開業したい!と思った時
どのようなことが必要になるかみなさんは知っていますか?
【種類別】に見ていきましょう!
・施設系
老人ホームなどの施設型の介護サービスを開業する場合
施設の建物や利用者の生活に必要なベッド、介護用品、備品など莫大な初期費用がかかります。
近年は介護施設を開業する時
建物のオーナーと共同で開発をすることで初期費用を抑えるなどの工夫をしてスタートをすることもありますが、実績がない場合にはなかなか地主の方や不動産のオーナーも協力してはくれません。
・在宅・居託系
問型の介護保険サービスを開業する場合には法人格が必要です。
しかし、医療法人や社会福祉法人などのハードルが高い法人ではなく、合同会社や株式会社、 NPOなど、誰でも設立しやすい法人で認められています。
施設系サービスと比較すると
訪問サービスは施設の建物代がなく賃貸マンションなどの事務所があればよく、運営基準で定められた必要な人員も少ないので、初期費用も運転資金も少なく開業ができます。
はるかに資金面、運営面、人事面など、あらゆるハードルが低く、介護ビジネスの中でも開業しやすいです。
●オススメは訪問介護
訪問介護は良い関係性で適切なサービスを提供していれば長期にわたり報酬が得られて安定性が高いです。
介護ビジネスの側面で考えても
介護度が上がり身体介護が増えるほど、1回あたりの訪問介護サービスの単価が上昇します。利用者が生活をする上で必要不可欠なサービスを提供しているため、利用中止になることが少なく、安定して売り上げが上がります。
訪問介護については利用者のニーズに対して、サービスを提供する根拠がはっきりとしているため、削られる心配が少ない事業形態です
訪問介護について厚生労働省が公表している
2020年4月審査分の要介護状態区分別訪問介護内容をみると
要介護1では「生活援助」58.1%、要介護5では「身体介護」90.2%
要介護状態区分が高くなるに従って「身体介護」の利用割合が多くなり、「生活援助」の利用割合が少なくなっています。
また、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から介護分野においても、三密になりにくい訪問介護の利用に切り替える人も増えています。
最後に
今回は少し難しい介護ビジネスの種類を中心に開業の流れもお話ししました!
詳しい内容が気になる方は下の記事で細かく説明しています!
ぜひ読んでみてください!
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