レコード神社「sweet baby james」
叔父がフォーク世代で、カントリーミュージシャン。
趣味は落語鑑賞。
マニアックは彼のレコード棚からチョイス。
おしゃれだし知性を感じる
James tailorですね
はっぴんいえんどを聞いてから
あの空気感を感じる音楽を探しもとめていた
魅了された理由は
・生活への馴染みの良さ
・無理にロックロックしていない感じ
・カントリーミュージックが持つリビングミュージックの側面
このアルバム自体が生活の柄のなのです。
この無理のなさ自然体から生み出されるかっこよさ
これがいいんです。
庭で焚き火でもしながら、燻製でも作って聞きたいですね。
ぜひ、お正月でお時間がありましたら
家にある「HOSONO HOUSE」と「sweet baby James」を
並べてみてください。
ジャケットの眼差しの先にはどんな風景が広がるのだろうか
そんなこと考えて見ると楽しいですよ。
<生活のなかからにじみでた音楽>
文面にするとちょっとアングラフォーク的な香りも漂ってくるが
このアルバムに真空パックされているのは
<都市からの故郷への眼差し>なのだ。
紅白歌合戦を地元から離れた場所で見ることも
万葉集で会いたい人へ歌を送る気持ちにも
通じる心の動きなのではないだろうか。
また、近年の音楽シーン観察すると
帰りたい場所は故郷だけではないと思われる。
みんな大好きPUNPEEを兄に勧められて聞いた時
90年代に帰った気持ちになった。
いわゆるJーPOP感
同様の気配がSEKAINOOWARIにも感じる。
個々の音楽体験そのものが帰りたい場所で
帰りたい場所から紡がれる音楽が
新たにシーンを形成する。
今後の音楽のあり方を考察すると
<文化の咀嚼力>が育むことが
音楽を噛む力、音楽を楽しむ基礎になる気がしてくる。
何も考えずとももちろん楽しるのが音楽ではあるけども
その背景を知ることでより深く音楽が響くようになる。
そう考えると、90年代が
焼き直される時代になってしまったのだから
自分も年をとったんだなとしみじみ。
焼直しされやすい音楽ジャンルもあるだろうが
90年代に宝の山が埋まっているのは事実
お年玉を片手に早速レコード屋に行ってきます。
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