【7つの習慣:第1の習慣】全て自分の責任
今回紹介させていただくのは「7つの習慣」という書籍です。
世界で3千万部以上売れている、ベストセラー本となっています。
こちらは500ページ以上あり、読むのだけで一苦労…。
なので、7つある習慣について1つずつピックアップして記事にしたいと思います。
今回は「第1の習慣 主体的である」について、私の考え方を踏まえながら噛み砕いていこうと思います。
まず結論
第1の習慣を一言で表すなら「何事も責任は自分にあると考える」です。
以下で具体的に説明します。
刺激と反応
本書では「刺激と反応の間には選択の自由がある」と書かれています。
抽象的な表現なので、もう少し具体的に説明します。
まず刺激と反応って何?
「刺激」とは外部から受けたものです。
例えば「誰かに悪口を言われた」や「今日は雨が降っている」などが刺激にあたります。
「事実」と言い換えることもできるでしょう。
それに対し「反応」は「刺激によって自分がどのように感じるか」を意味しています。
人は嫌な気持ちになることを自分で選んでいる
多くの人は、
悪口を言われる(刺激)→ 嫌な気持ちになる(反応)
のように外部要因である「刺激」が、直接自分の「反応」に結びつくと考えています。
しかし本書ではこの考え方を否定しています。
事実である「悪口を言われる」という刺激は自分で変えることはできません。
ですが「嫌な気持ちになる」という反応は変えられると書かれています。
本書が述べている刺激に対する反応の決まり方のステップは、以下のとおりです。
悪口を言われれる(刺激)
悪口を言われたから嫌な気持ちになると判断する(価値観)
嫌な気持ちになる(反応)
受けた刺激をどのように受け取るかは自分の価値観次第ということです。
私達は心のなかで「嫌な気持ちになろう」と判断した結果、それが反応として表に出てきます。
少し強引ですが、悪口を言われたとき
「自分の欠点を指摘してくれてありがとう」
という見方をすれば、むしろいい気分になるとも取れます。
なので自分の反応は他人や外部のせいでなく、全て自分の責任なのです。
これが「刺激と反応の間には選択の自由がある」ということです。
理解するのも実践するのも難しいですよね笑。
影響の輪と関心の輪
2つの輪について
次に「影響の輪と関心の輪」という話をします。
これについて解説されている記事のリンクを置いておきます。
図を見るとイメージしやすいと思いますが、簡単に言うと
影響の輪:自分でコントロールできる事柄
関心の輪:自分が関心を持っている事柄
です。
基本的に影響の輪は関心の輪の内側にあります。
「関心はあるが自分ではコントロールできない」領域があるということです。
この書籍で2つの輪を使って述べられていることは、
主体的な人:影響の輪の範囲でできることを考える
他責思考な人:影響の輪の範囲外の関心の輪の範囲のことを考える
とされています。
具体的な例
あなた職場のチームが思うような結果を出せていないとします。
その主な原因は上司の仕事の段取りが悪く、チームがうまく機能していないからのようです。
このような場合において、主体的な人と他責思考な人の考え方を比較してみます。
主体的な人は上司のせいにしません。
常に自分には何ができるのかを考えます。
自分の振る舞いを変えて、段取りを立て直すことや上司とチームメンバーの関わり方を修正するでしょう。
大事なのは具体的に何をするかではなく、どこの領域に目を向けているかです。
他責思考な人は
「仕事が進まないのは上司のせい。自分は悪くない。」
のように考えてしまうでしょう。
今回挙げた例は極端ですが、自分の普段の振る舞いを振り返ってみて、主体的に生きれているのか考えてみてはいかがでしょうか。
これは仕事だけに当てはまる話ではありません。
家族や友人との関わりなどあらゆる場面で当てはまります。
影響の輪を広げよう
先程の仕事の例だと、主体的に仕事に取り組んだことでチームの成績が伸びたとします。
それによりあなたは信頼されてより大きな仕事を任されたり、上の役職に就くこともあるかもしれません。
そうすると自分でコントロールできる範囲が広がり、影響の輪が広がったことになります。
影響の輪が広がれば、自分の力で解決できることが増えていきます。
同時に人生がよい方向に進んでいくでしょう。
まとめ
全て自分の責任と考え、反応をコントロールし、主体的に動くことで、影響の輪が広がっていきます。
この捉え方を本書では「インサイド・アウト」と呼んでいます。
これが第1の習慣「主体的である」の本質だと私は考えました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。