検量の時にステージで感じたこと
※検量=選手が釣った鮎の数や重さを計ることです
おはようございます☀️
この夏は、本当に雨が少ないですね。
選手権の日も、夕方に降られただけでした☝️
ここまで9回実施してきて、大会が雨だったことは一度もありません😊
お天道様にも感謝です☀️
安全に大会ができています🙇
今日は少し長い文を、、。
みなさん、今回の結果を改めて紹介します。
優 勝 村野 亮司 選手 (東京都)21尾 867g
準優勝 近藤 燦 選手 (岐阜県恵那市)15尾 492g
第3位 森 健心 選手 (岐阜県郡上市)14尾 459g
今回は初出場の東京の村野選手が優勝しました👑
これは、今後の選手権でとても大きな意味をもつと考えています。
1つは、この結果が、地元選手の心を震わすことです。
事前のプロモーションから、今年の選手権に懸ける強い思いをもった選手が何人もいました。
高校3年生で、今年が集大成になる選手もいました。
そんな中で、結果は県外選手に王座を譲ることになりました。
地元選手はどんな思いだったんでしょうか。
多くのスポーツが生み出す感動は、こういった結果の裏側にある人の内面を想像したり、知ったりすることが1つあると思っています。
先に閉幕したオリンピックも同様です。
事前の評価で「絶対に勝てる」と期待されていて、結果を残すことができなかった選手、あるいは、予想を覆して上位に進出した選手など、
我々視聴者の目線で、作った偶像のようなものからはみ出たとき、
僕は、勝っても負けても感動が生まれます。
今回、ステージで検量を公開する演出をした時に、僕はスコアカードを記入していました。
あのステージ上で、1尾ずつ釣果のカウントが足されていくとき、
観衆の期待感、
選手の焦燥感や不安感、
我々運営の責任感、
ジャッジの使命感、
まさに手に汗を握る瞬間でした。
息をのむ瞬間がありました。
それは、いろんな感情がステージ上に入り混じっていたからです。
それを演出する実況解説者の表現力にも、頭が下がります。
僕は、バスケットボールを専門としてきました。
幾度となく、感動をもらいました。
自分がプレーしたり、レフェリーやTOをしたり、指導に携わったり、観戦をしたりする中で。
今回「釣り」の競技会で、ピリピリと張り詰める空気から、それと同じ感動を味わうことができました。
ありがとうございました。
そんな気持ちです。
来年も出場できる地元選手たちは、来年どんな選手になって帰ってくるでしょうか。
今年でラストを飾った高校3年生の選手たちは、この経験から、どんな大人になっていくでしょうか。
ここで巣立った学生たちの「これから」を応援しています。