郡上のゆたかな季節を和菓子でめぐるー和菓子づくりレッスン in 東京 | イベントレポート
9月のシルバーウィークに実施されたChef in Residence in 郡上。
都市部からの招へい料理人としてご参加いただいた、安田由佳子(やすだ・ゆかこ)さん。郡上の地を実際におとずれ、そこで得たインスピレーションと、季節の美味しい食材を使い、10月25日・26日にかけて、東京でも和菓子づくりレッスンが行われました。その様子をレポートします。
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待ちきれなかった教室開催
新型コロナ感染症の影響で、安田さんが毎月実施されていた和菓子教室も中止を余儀なくされました。対策に万全を期しながら、秋頃から少しずつ再開をし、「待ちきれなかった」というように多くの方からお申し込みをいただき、2日間の開催で21名もの方にご参加いただきました。
▲実際に食材を手に取りながら、ていねいに解説される安田さん。目にしたことのない食材も多く、参加者の皆さんも真剣に聞き入っていました。
▲郡上の森で拾った鬼グルミ。くるみ割り器を使わず、乾煎りして味を取り出す作業に「なるほど、そうやってやるんですね!」と地道な作業を和気あいあいと行う参加者の皆さんでした。
▲普段はあまり料理をしない、とおっしゃられる娘さんと親子で参加してくださった方も。共同作業がとてもリズミカルでした。
郡上でつくられた食材同士のペアリングは抜群
▲東京開催の和菓子レシピは郡上開催時もふるまわれた栗餡(あん)を使った蒸し菓子「浮島(うきしま)」と、くるみ餅。どちらも作りたてのもちもち食感と、郡上みその風味の甘じょっぱさがHI TSUKI GOSEIのFUDOSHU(風土酒)とよくマッチして、参加者の皆さんも舌鼓を打っていました。
このような状況下で開催が危ぶまれた面もありましたが、郡上の素晴らしい食材や生産者の思いを東京の皆さんにもぜひ知ってもらいたい、と熱い思いで開催を決めてくださった安田さん。
次は郡上の地で実際に生産者を訪れてみたい、と参加者の皆さん口を揃えておっしゃられているのが印象的でした。
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郡上の人々が当たり前に愛し、楽しむ「美味しいもの」。ウィズコロナ/アフターコロナの世界でまた多くの人々が、気兼ねなく楽しめる日が来た暁にはぜひ、実際に郡上の土地を訪れ、体感していただくことを願ってやみません。
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クレジット
主催・文・写真:NULL DESIGN オオツカサヨコ