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ゲッコウガデッキにおけるヨノワールの考察

先日公開されたヨノワールについて、ゲッコウガexをメインアタッカーにしたデッキにおいて有用な可能性があるため考察していきます。
今回はピジョット型にヨノワールとヨマワルを1:1で採用した場合を想定します。

1.ヨノワールの性能

マナフィが気絶するって書いてあります

ヨノワールを気絶させることでサイド1枚あげる代わりに相手のポケモン1匹に130を与えます。
一応進化時効果ではないためヨノワールの状態で待機させておくこともできますね(そんなことはあまりしないとは思いますが)。
これによって相手のマナフィを破壊することで、キャンセルコロンを使用せずともゲッコウガの分身連打が通るようになります。

ここからが本題ですが、キャンセルコロンとヨノワールどちらが有用なのか?という考察をしていきたいと思います。

2.分身連打を通すためのコンボパーツ
○キャンセルコロンの場合
・ボス(もしくはキャッチャー系のグッズ)
・にこたま
・キャンセルコロン

〇ヨノワールの場合
・にこたま
・ヨマワル(前ターン準備)
・飴
・ヨノワール

比較してみると、ヨノワールプランでは要求が1枚多い代わりにサポートが確定で絡まないことがわかります。

3.ヨノワールのメリット
現時点で私が考察できている範囲ですが、キャンセルコロンではなくヨノワールを採用するメリットとしては以下のような点があげられます。
分身連打を通す以外のメリットも記載していきます。
☆コンボパーツにサポートが絡まないため、忍びの刃で前ターンに中間択として拾っておいたペパーから分身連打を喋ることができる
・ボス(キャッチャー系)と合わせることで、前に逃げエネ要求を呼び出しつつベンチ狙撃が可能
・分身連打をマナフィに当てなくて良くなるため、1回目の分身連打を最大バリュー出しつつ2回目の分身連打を喋ることができる
・マナフィ取らない場合、忍びの刃が300、分身連打が230+100点になれる
・2:2:2プランを取ってくる対面(ライコ他)において、能動的にツツジを喋ることができるようになる
・山の種が1枚増えるためマリガン率の低下が期待できる

特に☆は恩恵として最も大きく、ヨマワルがベンチにいてペパーがハンドにあれば、分身連打を喋ることができるようになります。
(例:前ターン忍びの刃→ペパー。マッハサーチ→にこたま、ペパー→飴+封印石、封印石→ヨノワール)
もっとわかりやすく言えば、2体目のゲッコウガの準備をするために集めていたカードからルート変更してそのまま分身連打に行くことができるということです。
サイドプランの自由度が上がるため、打点が伸びないゲッコウガにとっては非常に嬉しい1枚となるでしょう。

4.ヨノワールのデメリット
続いてデメリットを見ていきます。
・キャンセルコロンよりデッキスロットを1枚多く取っている
・キャンセルコロンよりサイド落ちリスクが1枚多いし飴のサイド落ちでもプランに支障が出る
・ヨマワルのHPが60のためドラパの餌
・ベンチを1枠取る
・ヨマワルを出しておく必要がある(相手に分身連打を気取られる)

一見耐えてるように見えるかもしれませんが、ドラパ対面でドロンチを2匹取りたいのにヨマワルがHP60では話になりません。
ドラパの狙撃から逃れるためにはゲッコウガ、ピジョットと並行して同じ速度でヨノワールに乗らなければならず、飴3枚要求は正気の沙汰ではありません(そもそもそんなことしたら返しをデヴォのターンにされてそのまま負けます)。
じゃあヨマワルを2匹入れるのかと言ったら当然そんなデッキスロットの余裕はなく、もちろんミストエネルギーを貼る余裕もありません。
これではメリットの項で記載したサイドプランの自由度の話が消えてしまうため、採用価値がないと言えます。
ドラパルトは現在トップクラスのシェア率を誇っており、切っていい対面ではありません。

5.結論
メリットが大きいように見えて1番分身連打を通したい対面において有効に働くことが難しいため、少なくとも現環境においてはキャンセルコロンを採用したいと考えております。
とはいえ、ゲッコウガとの相性は抜群でドラパ対面以外には非常に高い効果が期待できます。
分身連打で相手の盤面を破壊してそのままテンポを取って勝ちたい方は、是非採用を検討してみてはいかがでしょうか。


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