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21年度募集馬のゆる〜い血統診断@YGGオーナーズクラブ


今回は、Twitterでも告知していた「YGGオーナーズクラブ」さんから募集されている全15頭を診断していこうと思います。(満口馬、50%をきっている馬を含む)

地方馬はそれぞれで活躍出来る血統が違うと思うので、勝てる馬がどうかレベルの話しか出来ないと思いますが、少しでも参考になればと思います。


それではさっそくどぞ!

⚠️あくまで個人的な意見であり、評価がレベルの基準とはなりませんので、ご了承ください。
出資は自己責任でお願いします。

評価
A:新規入会検討レベル
B:入会していれば出資候補
C:現時点では興味なし


1 シュシュブリーズの20 牡
(モーメントキャッチ)
父モーリス
母父フジキセキ
美浦・武井厩舎
2970万 1口価格2.97万 1000口

ロベルト系×Pサンデー系
母はキャロット元所属馬で、ダートを主線に500万以下を勝利した。初仔となるクールフォルテ(父クロフネ)は大井競馬場でデビュー戦から2連勝、船橋で2着し地方のオークスに出走予定など高いダート適正を見せている。
今回は、父がロベルト系になるので、SSの4×3.ロベルトの5×5が完成する。
上と同ニックスでは、ファルコンステークスを勝ったルークズネストや3勝クラス勝ち馬のジェラルディーナがいるので、本馬も芝適性がついてダート寄りの芝ダート兼用馬として走りそう。

モーリス×フジキセキでは、活躍馬はまだでてないが2/4頭勝ち上がりと堅実には稼いでくれそう。もっとも晩成タイプの父だと思うので、今後に注目はしておきたい。

適正は芝ダートの短距離〜マイル
値段は高いが、勝ち上がれれば長く楽しめそうな印象

評価 B


2 ブリオレットの20 牝
父マインドユアビスケッツ
母父ロードカナロア
美浦・田島厩舎
1650万 1口価格1.65万 1000口


ヴァイスリージェント系×キングマンボ系
母は未勝利で終わったが、フローラSを勝ったブランネージュの半妹ということで繁殖入り。本馬から見ると叔母にあたる。

まず、父のマインドユアビスケッツの見解だが、一言で言うと「ドレフォンの下位互換」の印象が強い。
ドレフォンは仕上がり早だったが、マインドユアビスケッツは4.5歳で本格化したように晩成味の強い馬と言える。この点からもそうだが、ドレフォンとは現役時代に3戦戦って3敗と内包能力にも差がある点からこの印象を持ってしまっている。

本馬は母方にフレンチデピュティが入る為デピュミニスターの血が上手く働けば早い時期から活躍できる可能性はある。

まだ父としても母父としても実績のない組み合わせなので未知数ではあるが、この金額ならコスパも良さそうだし、狙ってみても面白いかもしれない。

適正はダートの短距離〜マイル
ここで実績のない組み合わせに行くのは少しリスキーなので評価は控えめに

評価 C


3 トレサンセールの20 牝
父オルフェーヴル
母父Rip Van Winkle
美浦・稲垣厩舎
1100万 1口価格1.1万 1000口

Tサンデー系×サドラーズウェルズ系
兄弟に勝ち上がりが1頭。勝ち上がり後は1勝クラスで2ケタ着順となんとも言えない成績。
母はG1レーシングで募集されたが、デビュー前に骨折し繁殖入り。

母父のRip Van WinkleはGalileo産駒でクイーンエリザベス二世ステークスを含むG1を3勝し、種牡馬入りとなった。

父のオルフェーヴルと母父サドラーズウェルズ系との相性はまぁまぁよく、距離はマイル〜中距離路線が主戦となりそう。

まだ母父としての実績もないし、未知な部分は多いが、牝馬なので純粋なスピードが伝わっていい方向には向きそうではある。

成長曲線としては3歳時でピークのような気もするので、1勝できれば今後面白くなる血統背景では無いだろうか。
とはいえ、やはり未知は怖いのでここも控えめに

評価 C

新しいラーメン屋などは発掘できない性格です


4 クラリティーアイズの20 牝
父オルフェーヴル
母父キングカメハメハ
美浦・尾関厩舎
990万 1口価格1.98円 500口

Tサンデー系×キングマンボ系
母は現役時代キャロットで募集され、未勝利脱出後500万以下で最高着順が4着とあまり奮えず引退→繁殖入りとなった。
母は気性面で思ったような成績が出なかったが、これはノーザンダンサーの5×5×5×5というクロスが響いたのではないかと思う。

今回はオルフェーヴルとの配合でSSの3×4、ノーザンダンサーの5×4×5が完成し、気性的には不安だが、能力を引き継げる配合になったのではないか。
同ニックス馬には2勝クラスを勝ったリトミカメンテなどがいる。

オルフェーヴル×キングカメハメハでは日経新春杯を勝ったショウリュウイクゾや万葉S勝ち馬のタガノディアマンテなどがおり、勝ち上がり率も52%と優秀。
牝馬でもモルフェオルフェやホウオウピースフルなどが出ている為1発感漂う配合となっている。

この金額も手が出しやすいし、化ける可能性もあるので視野に入れておきたい。

評価 B


5 シルヴァースプーンの20 牝
父 エピファネイア
母父アグネスタキオン
栗東・牧田厩舎
1760万 1口価格1.76万 1000口

ロベルト系×Pサンデー系
兄弟に活躍馬はなし。1つ上のボナペティ(父ストロングリターン)が地方新馬で勝ったが、他兄弟は地方でも微妙な成績の点からダート適性の高いファミリーではないことが分かる。

エピファネイア×アグネスタキオンではあすなろ賞勝ち馬のワールドリバイバルはいるが、まだ思ったような成績が奮えていない印象。

母の成績からして芝の短距離〜マイル辺りで走りそうだが、上のクラスを勝ち上がるにはインパクトに欠ける血統背景の為、うーんという印象が強い。
個人的にはエピファネイアはスタミナや瞬発力を強化すべき種牡馬だと思うので、アグネスタキオンのスピード力では物足りないというのが本音。

ただ、価格は安く今の種付け料から見てこの金額で変えることはないと思うので1発に期待して出資するのもいいと思う。
回収率やコスパから見てこの評価

評価 B


6 シンラバンショウの20 牡
父リアルスティール
母父サクラバクシンオー
栗東・高橋厩舎
990万 1口価格1.98万 500口

ディープ系×プリンスリーギフト系
兄弟に現役は1頭(ドレフォン産駒)。その兄は芝の新馬戦を9着とこれからに注目の結果に。
母は芝の短距離路線で走っていたのでその適正が引き継がれれば本馬は芝の短距離〜マイル辺りでの活躍が望めそう。
母父サクラバクシンオーで似てるところでは、函館スプリントS勝ち馬のビアンフェ(父キズナ)がいるが、上位のメンバーで目立つのは父ステイゴールド系でディープ系との配合がイマイチの為、1発感は薄いかもしれない。
サンデー系という大きい括りではいい成績なので、上手くSSの要素が引き継がれていればそれなりに活躍してくれそう。

募集額が安いので成長次第では回収も出来そう。

評価 B


7 スマートシャワーの20 牡
父レーヴミストラル
母父アグネスタキオン
船橋・新井厩舎
990万 1口価格 1.98万 500口

キングマンボ系×Pサンデー系
兄弟に中央勝ち上がりはなし。地方でも大きく勝ってはいないが、成績的には中央の未勝利で馬券内に入るなど能力の片鱗は見せているファミリー。

今回はキングマンボ系に代わるので、似たところで言うと2つ上のドクタースキル(父リオンディーズ)が札幌の未勝利を2着1回、3着3回と惜しい活躍を見せた。
牡馬に変わって馬力がプラスされるので、適正としてはダートの中距離辺りだろう。

母父アグネスタキオンの牡馬でダート主体の馬にダノンフェイス(父キングカメハメハ)がおり1億超えの賞金もか稼いでいるので、この父代わりが上手く作用してくれれば面白いかもしれない。

厩舎も悪くは無いし、地方では堅実に稼いでくれそうなので母年齢のリスクを承知で行ってみてもいいかもしれない。

評価 A

YGGの地方馬は兼ねてより気になってました


8 センコウノマイヒメの20 牡
父ダンカーク
母父スタチューオブリバディ
道営・小野厩舎
990万 1口価格1.98万 500口

ミスプロ系×ストームバード系
半姉のミツカネムーン(父アドマイヤムーン)は新潟2戦目で勝ち上がり、福島2歳ステークスに出走するなど今後に期待が高まる活躍をしている。一方全兄のハーモニーレグルスは川崎でデビュー戦を勝利後2-0-1-9と決め手にかける競馬をしている。

本馬は門別でのデビューとなるので、レベル的に落ちる点は好材料だろう。

母父スタチューオブリバティは父ミスプロ系との組み合わせで活躍馬が出てないので押せる材料は少ないが、現実に走ってくれるのではないか。

ただ、募集金額が少し高いようにも思うので評価は控えめに。

評価 B


9 ラッキーガールの20 牡
父コパノリッキー
母父サウスヴィグラス
道営・佐々木厩舎
880万 1口価格1.76万 500口
※満口馬

Dサンデー系×フォーティーナイナー系
兄弟には地方重賞で好走を見せた馬が2頭いるなど地方のダート適性が高いファミリー。
いずれも父ノーザンダンサー系で今回はサンデー系への父代わりがどう影響するかが注目だ。

父サンデー系×母父サウスヴィグラスの活躍馬にはタイサイ(父スマートファルコン)が中央3勝クラス、地方OPを勝つなど中央地方問わず活躍馬している。

ハマれば大活躍を有り得る配合だと思うし、値段も手が出しやいので好印象。

評価 A


10 ブエラの20 牡
父ノボジャック
母父メイショウサムソン
道営・佐々木厩舎
550万 1口価格1.1万 500口

ヴァイスリージェント系×サドラーズウェルズ系
姉には門別で2勝、川崎で2勝しているブエラプーラ(父キンシャサノキセキ)がいる。キンシャサの牝馬ということで短い距離での活躍が目につくが、今回は父代わり+牡馬で適性はだいぶ変わりそう。ただ、父産駒も短距離が多いので、適正は1200〜1600辺りになりそう。

ノボジャック産駒×サドラーズウェルズ系では3勝クラス2着馬のシスルがおり、中央でも好走できる血統背景ではあるだけにこの金額であればリスクは少ないように感じる。

厩舎で見ても姉を管理した調教師とあって堅実に育ててくれそうなのでプラス。

重賞級ではないが、募集金額以上ならこの評価

評価 B


11 ラペーシュの20 牝
父ダノンレジェンド
母父バゴ
道営・佐々木厩舎
550万 1口価格1.1万 500口

マイナー系×レッドゴッド系
母は芝の新馬戦を惨敗後繁殖入りとなった。
ダノンレジェンドはダートで走る子を堅実に出しているため地方デビュー自体に不安はなさそう。

中央でもダノンレジェンド×ナスルーラ系で買っている馬もいるので期待はできるが、実績のない母の初仔なのでリスキーではある。

買い材料は薄いため低めの評価

評価 C


12 ハンマークラビアの20 牡
父ケイムホーム
母父ゼンノロブロイ
佐賀・真島厩舎
330万 1口価格0.66万 500口

ミスプロ系×Tサンデー系
兄弟に活躍馬はなし、2世代で1勝と地方でも物足りないタイプ。
今回はミスプロ系に代わったことでダート適正が高まったのはプラスと言えそう。

ただ、クロスがキツいし、官囲も小さいので体調面にはリスクがありそう。
値段は安いのでリスクも承知で行けるならば楽しめる1頭になりそう。

評価 C


13 キングスミールの21 牝
父ブリックスアンドモルタル
母父Theatrical
栗東・牧浦厩舎
2310万 1口価格2.31万 1000口

ストームバード系×ヌレイエフ系
兄弟にはOPや重賞勝ちが数頭おり母系としては優秀である。
母年齢は高齢になってきたが、初のストームバード系とで早い時期からダートで活躍できそうな配合である。

まだ当歳で情報が少ないが、懸念点は母年齢くらいだと思うので体質さえ問題なければ出資対象となりそう。

評価 B


14 クリストフォリの21 牡
父サトノダイヤモンド
母父ヘニーヒューズ
美浦・田島厩舎
1760万 1口価格1.76万 1000口

ディープ系×ストームバード系
母は現役時代、未勝利を勝った後怪我により引退、繁殖入りとなった。
血統背景から見るに仕上がり早に映るし、潜在能力は高そう。
大きい括りで見るとサンデー系×ストームバード系は多数の活躍馬を輩出しているので、本馬もそれにハマれば面白い存在になるかもしれない。

適正は芝ダート兼用で中長距離がメインとなるだろう。
当歳なので成長しだいだが、大物感はありそう。

評価 B


15 アヴァマローネの21 牡
父Omaha Beach
母父Curlin
中央・厩舎未定
1980万 1口価格1.98万 1000口

ダンチヒ系×ミスプロ系
日本適正の全くない組み合わせなので、評価しづらいが、ダンチヒ系×ミスプロ系では149頭いて37%の勝ち上がり率と相性はまぁまぁ。
本馬も父と同じく芝ダートで主戦に活躍が望めるし、足長で距離も持ちそうなので、今後の成長次第では幅広い活躍が望めそう。

個人的には半信半疑な部分があるので、当歳で出資検討には至らない血統ではある。

評価 C



以上です!
地方馬がほんとに魅力的ですね✨✨
みなさんの出資検討のお供になれたらと思います🙂

たくさんのスキ😍をお待ちしております😇

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