【ウインRC】2022年度 2次募集馬 血統診断
今回は!ウインレーシングクラブで募集される21年産のお馬さん達を診断していこうと思います‼️
この記事では、その馬の馬場,距離の適正に加えて、活躍馬に見られる傾向を持っているかどうかなどを『テシオ理論』に基づいて診断しております🙇♂️
字面や動画では判断し難いことなどを紹介していますので、是非!ご覧下さい✨
⚠️記事を読む前にこちらを必読ください🙇♂️
今回の記事を読んでいただき、少しでも参考になった、面白かった、と思っていただけたら『いいね』をよろしくお願いします!
また、ご意見や質問等ございましたらTwitterのDMにて受け付けておりますので、是非ご利用ください🙇♂️
Twitter→ @ke_bae_kun
後編の記事の最後には、ランキングも載せていますので、最後まで是非ご覧下さい!
2次募集馬
27.シンボリバーグの21 牡
3200万 1口価格 8万円 栗東・西園厩舎
優先祖先は父ドレフォン。
ドレフォン自身はダート短距離で走りましたが、
産駒からは皐月賞勝ちのジオグリフなど意外な適性を持つ馬を輩出しています。
これはドレフォンの祖先Forliから来る芝適性が押し出された形で、20年産以降は更にこの形を持つ馬が増えてきます。
似たところではダート転向がハマり2勝クラスを勝利したタガノクリステル、2歳勢ではアスター賞勝ちのドンデンガエシがいます。やはり二刀流としての活躍に期待が持てますね。
種付けイベントは△の評価。
初仔の牡馬はマイナスではありませんが、時期がよくありません。
短距離を走らせる為の配合ですので、ここが反対の時期である事は大きなマイナス点となります。
スピードよりもパワーが優先されてダートよりになったり、距離が伸びて良くなるタイプでしょう。
クロス面ですが、完全なアウトブリード配合でクロス弊害は起こりません。
牡馬という事でボス性も出ますし、良い配合ですね
母方のダイワメジャーはNDのクロスを回避できる血統構成で、ND系が強そうに見えるドレフォンとはかなり相性が良さそうです👍
芝適正 〇〜△ ダート適正 ◎
距離適正 1200〜1800
《評価》C
配合面や形の信頼性からは大物感を感じますが、それに見合う種付けイベントを持ち合わせていません。
イメージとしては1発のタイプですが、この価格帯での募集では回収率の面で評価は低くなります。
この母は牝馬で活躍馬が出そうな気がするので、追ってみたいですね。
本馬の評価としてはBよりのC評価となります。
28.スイートマトルーフの21 牡
1800万 1口価格 4.5万円 美浦・相沢厩舎
ストロングリターンは2度目の優性期を迎え、本馬も父似となります。
優先祖先は父ストロングリターン。現役時代は芝マイル前後で活躍しましたが、その形は米国芝ダートで6勝したCaught Outからきています。
よって、本馬は芝ダートどちらもこなせる万能タイプになりそうです。
同じ形を持つ馬には、JRA3勝のヤマニンレジスタ、2勝のデルマカミカゼがいますので、信頼性としてはまずまず。母系の影響からか、この形は日本においてダートによることが多いようです。
種付けイベントは〇の評価。
繁殖のサイクル上で種付けできていますし、日にちもベストです。
しかし、時期がファミリーの活躍馬とは逆でそこだけマイナス点となります。
とはいえ、明確ではない部分もあるので、イメージとしては若干のマイナス程度です。
活躍馬にもチラホラみられるイベント持ちですし、この項目からは押せる要素ありとみます。
クロスは3本ですが、Hail to Reasonは全く作用していないので、実質2本のみとなります。
しかし、父,母どちらも影響が強い血なので、クロス弊害が起こる可能性は高いです。
精神面や体質で何かしら影響を受けても仕方の無い数値ですし、出資検討の際には注意しておきたいですね。
芝適正 ◎〜〇 ダート適正 ◎
距離適正 1200〜2000(本質マイル)
《評価》B
形の信頼性やイベントからは押し要素ありますが、クロス面が心配なところ。
ただ、金額から見ればお買い得感ありますし、リスクを承知の上で検討するのはありだと思います。
大爆発というよりは2.3勝クラスで入着してくれるようなイメージを抱いています。
29.ポートドラルーンの21 牡
1700万 1口価格 4.25万円 美浦・栗田厩舎
ゴールドアクターは劣性期で、本馬は母似となります。
優先祖先はWishing Well。
米国馬ですが、日本では繁栄している形で、芝の中長距離やダート適正などを伝えています。
あのディープインパクトも同様の形を持っていたので、信頼性は非常に高いです。
本馬の場合主張する祖先が少ないので、純粋に芝の中長距離、ダートでもつぶしが効くタイプと捉えて良いでしょう。
種付けイベントは◎の評価。
初回発情での種付けができていますし、時期も良いです。
ファミリーの活躍傾向にある時期での種付けは評価できますね。
懸念点としては基礎体力が低めなので、成長力はどちらかと言えば遅め。本領発揮は3歳からというタイプでしょう。
ただ、活躍馬にもよく見られるイベント持ちですので期待できる1頭ですよ
クロスは4本ですがND, Fabulous Dancerは無効化することが出来ます。
よって、実質作用しているのはSS,Kaldoun。
Kaldounは母方完結なので、さほど心配いりませんが、SSは少し強めに作用していますね。
弊害が起こる確率は比較的高いと思われますし、出資検討の際は注意しておきたい項目です。
このお母さんはNDが強い父と合いそうですよ🤔
芝適正 ◎ ダート適正 ◎〜〇
距離適正 1600〜2400
《評価》A
形の信頼性、種付けイベントが非常に高い評価で、日本では活躍馬の多いタイプとなります。
爆発力も秘めていますし、この価格帯なら回収も可能でしょう。
その一方で、クロスが重たく弊害に悩まされる可能性もあるので、BよりのAという位置づけにしました。
成長は見守っていきたいですね。期待しています
30.ウインセラヴィの21 牝
1600万円 1口価格 4万円 美浦・深山厩舎
ロージズインメイは中性期で本馬は母似となります
優先祖先は母ウインセラヴィ。
現役時代は未出走ですが、実はハーツクライのゼロ活性産駒で形はNever Bendの母Lalunから形を継いでいました。
Lalunはケンタッキーオークスなど米国ダートで5勝を挙げた馬でその形を継ぐ本馬も基本的にはダート適正が高そうです。
Lalunは現役時代芝の重賞でも好走していたので、潰しは効くタイプでしょう。
似た形を持つファミリーにはガウナがいますが未勝利。信頼性としては低めです。
種付けイベントは✕の評価。
死産後産駒は基本的に評価していませんし、時期もよくありません。
牝馬ということで繁殖のサイクルは欲しいところ。ここは落とさざるをえない評価となります。
余談ですが、22年産の評価は良いので、こっちに注目しておきたいです🙂
クロスは3本ですが、Haloは無効化できます。
Lyphardに関しても母方完結の為大きな心配はいりません。
しかし、Raise a Nativeは母方の影響が強く、ケンカしてしまう可能性はあります。
出資検討の際は多少の注意が必要です。
相性のいい組み合わせではなさそうで、押し要素はないですね。
芝適正 〇〜△ ダート適正 ◎
距離適正 1400〜2000
《評価》C
形の信頼性はまずまずですが、種付けイベントからの後押しがほぼゼロで流石にこれは評価できません
米国的ダートが合いそうなタイプで地方ではそれなりに勝ち星を稼げるかもしれませんが、中央でどこまでやれるか、といった印象です。
せっかくサンデークロスを受け付けない母なので、3×3などを積極的に組んで欲しいですが、そこは残念ですね。
31.ジャカランダテラスの21 牝
1100万 1口価格 2.75万円 美浦・鈴木厩舎
ダノンバラードは中性期の為、本馬は母似となります
優先祖先は母ジャカランダテラス。
現役時代は芝の短距離で2勝をあげましたが、その形はオーストラリア芝短距離の要素を多く含んでいます。
同じ形を持つ兄弟にはハットヴィルゴがいますが、未勝利なので形の信頼性は低いです💦
とはいえ、母の優先祖先でもあるCrown Jesterの産駒からはオーストラリアG1馬も出ていますし、日本での適正といったところだけが不安材料です。
種付けイベントは〇の評価。
時期は曖昧ですが、2度目の繁殖サイクルで種付けできているので、評価は高いです。
短距離を走るだけのスピード因子も引き継がれていると思います。
加えて基礎体力が高くタフさを持った良い産駒ですね。
クロスは1本ですが、Haloは無効化できるので、「実質アウトブリード配合」となります。
この母はSS、ミスプロを持っていないのに加えてNDも無効化できる効果を持っているので、色んな種牡馬と合う良い母ですね。
もう少しいい子が出てもいい気がします💦
芝適正 ◎ ダート適正 △〜✕
距離適正 1000〜1800
《評価》B
タフさも持っていますし、種付けイベントも良いため、値段以上の価値はあると思います。
一方で形の信頼性がまだ低く、未知な部分も多いので、ここではB止まりの評価です。
使い枯れしないタイプですし、コツコツ稼いでくれるのでは無いでしょうか。
32.フラワーウィンドの21 牝
1500万 1口価格 3.75万円 美浦・田中厩舎
オルフェーヴルは中性期の為、本馬も母似となります。
優先祖先はダービー馬のタニノギムレット。
その形は米国芝ダート馬ブライアンズタイムから来ており、ダート適正を持った産駒が多いのも頷けます
同じ形を持つ兄弟に芝長距離で2勝のウインレーヴドールがいますが、未勝利のフラワーズアート,フェデフルールとも同じ形なので、信頼性は高くありません。
活躍馬で見ると新潟大賞典勝ちのセイクリッドバレーがいますが、傾向を見ていると牡馬の方が合う形のような気がします。
実際に未勝利の(同じ形を持つ)兄弟は牝馬ですし、本馬も押し材料としては薄いかもしれません。
種付けイベントは◎の評価。
ひとつ上は生後直死でしたが、種付け日から推測するに本馬は繁殖のサイクル上で種付けできていると思います。
また、時期,母のイベントもいいので、牝馬として活躍傾向の高いイベント持ちですね。
クロスは3本ですが、Hail to Reasonは無効化でき、実質2本のクロス作用となります。
ノーザンテーストは父方完結ですが、NDの活性値は父と母、両方高いので、ここが喧嘩する可能性はありますね。
出資検討の際には精神面、体質面に注意をしておきたいです。
芝適正 ◎ ダート適正 〇〜△
距離適正 1600〜長距離
《評価》A
本馬に関しては、判定が難しいですが、種付けイベント面が優秀であることからA評価としました。
牝馬の活躍馬に必要なイベント持ちですし、形の不安を払拭してくれると上のクラスでも走ってきそうです。
33.マルモセーラの21 牝
3400万 1口価格 8.5万円 栗東・杉山厩舎
イスラボニータは劣性期で本馬は母似となります。
優先祖先は仏9勝のフォルティノ。
現役時代は主に短距離で走りましたが、日本での産駒は意外と距離が持つ馬が目立ちましたので結構謎が多い種牡馬です。
フォルティノの血統を見てみるとGrey Sovereign、Relic、Orsenigo、この種牡馬達の活性値が高かったので、産駒にはこの中の誰かから形が引き継がれたと思うのが良さそうです。
(誕生日が不明の為、判定不可)
同じ形を持つ兄弟には、JRA1勝のマルモルーラーや未勝利のマルモアステリア、マルモエキスパートがいます。信頼度としては低そうですが、様々な適正を生む形ですので、安易にマイナスにできないのが本音です。。
基本的には芝ダートの短中距離。この辺が適正となってきそうです。
種付けイベントは△の評価。
時期は良いですが、繁殖のサイクル上から外れての種付けの為評価は低めです。
短距離馬の形予想なだけにここは絶対条件だと思うので、大きなマイナス点となってしまいました。
しかし、基礎体力もそれなりに高いですし、継承された能力の質自体はそこまで悪くなさそうです。
クロスは2本ですが、SSはイスラボニータの劣性期でそこまで強く作用していません。
しかし、フォルティノが激重。
特に母方はタマモクロス→シービークロス→フォルティノと連続で活性期での種付けですので、ここを回避出来ないのはきついですね。。
精神面や体質面で何かしらの影響が出てもおかしくない数値ですし、出資検討の際は見極めが必要です
芝適正 ◎ ダート適正 ◎〜〇
距離適正 1000〜2000
《評価》C
こちらの高額馬も残念ながらC評価としました。
形の信頼性は未知な部分が多いので、評価の対象外ですが、1番の懸念としてクロスの重たさがあります
牝馬なので、これが悪い方向に向くと短距離限定馬になりかねないですし、内蔵の奇形や脳の異常などにも影響する可能性がありますので、あまりおすすめ出来ませんね。
このクロスさえ乗り越えれば上のクラスでの走りも見えてくるとは思いますが、現時点で大物感はありません。
【2次募集期待馬ランキング】
1位 ポートドラルーン
2位 フラワーウィンド
3位 ジャカランダテラス
4位 スイートマトルーフ
【総括】
全体的に、クロスが重たかったり,形の信頼性が足りないなどもう一押し足りない印象が強いラインナップでした。
特に高額馬のイベントが良くなく、今後どのような走りを見せてくれるかは注目しておきたいと思います。
私自身、会員ではありませんが、新規や1次で頭数を確保できた人は無理に行く必要は無いのかなといった印象です。
その中でもポートドラルーンは日本実績の高い形ですので、確実にヒット狙いであれば良い馬だと思います🙇♂️
最後までご覧頂き
ありがとうございました!
1次の記事が見たい方は下のリンクから
ご購入検討の程よろしくお願い致します🙇♂️
それでは!また(o・・o)/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?