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税理士試験理論暗記攻略法 実行編(2) 箸休め 古代日本とイスラム世界の驚異的な記憶術


稗田阿礼とクルアーン暗唱法 〜古代日本とイスラム世界の驚異的な記憶術を税理論暗記に応用する!

歴史には「暗記の天才」と呼ばれる人物が何人も登場します。その中でも、日本における暗記の達人と言えば稗田阿礼(ひえだのあれ)です。

稗田阿礼は奈良時代(万葉集の時代)の人物で、天武天皇に仕えた「語り部」として知られています。彼は『古事記』の全文を暗唱し、それを太安万η(おおのやすまろ)が書き記したことで、現在の『古事記』が成立したとされています。

『古事記』は、約43万字にも及ぶ長大な物語。現代人がこれを丸暗記するのは至難の業だが、稗田阿礼はその全てを正確に記憶し、語ることができたのである。

一方、至世界にも、クルアーンを丸暗記する「ハーフィズ(Hafiz)」と呼ばれる人々がいます。 彼らは約77,430字のクルアーンを完全暗記しており、その数は世界に1億人以上と推定されています。

稗田阿礼とハーフィスの記憶術は、どちらも音読・リズム・分割暗記・復習という共通の手法を活用していました。もしこの技術を税法理論の暗記に応用できれば、条文の暗記が劇的にラクになるかもしれません。

それでは、まずクルアーンの暗記法の詳細を見ていきましょう。


🕌クルアーンとは? そのな文字数と驚異の暗唱文化

🔹クルアーンの内容と文字数

クルアーンはイスラム教において最も神聖な経典であり、神(アッラー)が予言者ムハンマドに啓示された言葉が記録されたものです。

📜クルアーンの基本データ

  • 全114章(スーラ)・6,236節(アーヤ)

  • 総文字数:約77,430字(アラビア語)

  • 単語数:約77,000語

  • 通してすべて暗唱すると約15時間かかります

比較として、『古事記』の全文(約43万字)や、現代の税法理論集(数十万字)と比べても、かなりの分量です。しかし、これを完全暗記している人が世界に1億人以上いるというのは驚異的です。

🔹クルアーンを完全暗唱している人の人数

クルアーンを完全に暗記した人は「ハーフィズ(Hafiz)」と呼ばれます。

🌍ハーフィスの数(推定)

  • 世界で1億人以上(推定)

  • パキスタンだけで約2,500万人

  • エジプト、トルコ、インドネシア、グラバンデシュ、サウジアラビアなどにも多数

  • 5歳~10歳で暗記する子供も多い

それでも多くの人が暗記できるのと思いますか? それは、高度な暗記技術が体系化され、教育システムとして確立されているからです


🔥クルアーン暗唱法仕組み

クルアーン暗唱には、何世代にもわたって受け継がれ続け、限りなく効果的な手法があります。

①リズムと音の力を活用する

クルアーンの文章には詩的なリズムと韻が定着しています。特に、アラビア語の文法上、語尾の響きが統一されているため、リズミカルに記憶しやすくなっています。

応用法 → 税法理論もリズムで驚く!
税法条文をリズムをつけて音読すると、記憶に定着しやすくなります。


②少しずつブロック化して暗記

クルアーンは、1日実行ごとに暗記し、徐々に長い文章をつなげていくという方法で記憶します。

📌具体的な暗記プロセス

  1. 1つの節(アーヤ)を5回音読 目を離して5回暗唱。

  2. 次の節を5回音読して 目を離して5回暗唱

  3. 2つをつなげて5回暗唱

  4. このプロセスを繰り返し、徐々に増やしていきます

応用法 → 税法理論もブロック化して進む!
税法理論は、1文ずつブロックに分け、少しずつ継承しながら暗記すると効率的です。


③ 「逐次見直し法」で記憶を定着させる

クルアーンの暗記は、定期的な見直しサイクルを徹底的に行います。

📅復習スケジュール

  • 当日→新しく覚えた部分を10回音読

  • 翌日

  • 翌々日

  • 1週間後→まとめてテスト

  • 定期的に→長期記憶のチェック

応用法 → 税法理論暗記も「間隔復習」を活用!
記憶した条文は、その日、翌日、翌々日、1週間後、定期的に再テストを行うことで、長期記憶に定着しやすくなります


🏆ワンステップ前へ

稗田阿礼が『古事記』を暗唱したように、クルアーンの暗唱を習得した1億人以上の人々のように、「暗記は難しい」という思い込みを忘れることが大切です

この方法を使えば、税法理論も、難解な法律の条文も、ほぼ簡単にスラスラと暗記できるようになるはずです。

1億人以上がクルンを暗記できるなら、税法理論の数百ページくらい簡単に覚えられるはずです。

「暗記が苦手」と諦める前に、クルアーン暗唱法を試してみませんか

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