基礎 C#:whileループとdo whileループの違い
プログラミングで繰り返し処理を行う際によく使われるwhileループとdo whileループ。一見似ているように見えますが、実は処理の順番が異なり、それぞれ異なる使い分けがあります。
whileループ
whileループは、条件式が真である間、処理を繰り返し実行します。処理を実行する前に条件式を判定するため、条件が偽の場合、処理は1回も実行されません。
int i =1;
while (i < 1)
{
処理;
i + + ;
}
この例では、最初に条件が満たされないので、一度も処理は実行されません。
do whileループ
do whileループは、処理を1回実行してから、条件式を判定します。そのため、条件が偽であっても、処理は最低1回は実行されます。
int i =10;
do
{
処理;
i + + ;
} while (i < 1)
この場合はi が10であっても 必ず処理は実行されます。
使い分け
whileループとdo whileループは、それぞれ異なる使い分けがあります。
whileループ:
条件が真である間、処理を繰り返し実行したい場合
処理を実行する前に条件を確認したい場合
do whileループ:
処理を最低1回は実行したい場合
処理を実行した後に条件を確認したい場合
まとめ
whileループとdo whileループは、どちらも繰り返し処理を行うための構文ですが、処理の順番が異なるため、使い分けが重要です。それぞれの違いを理解し、適切な場面で使用しましょう。