みんな、「バンド」に救われる。
S
Re:に続いてみてきました。Re:Re。お盆だからとか関係なくめちゃくちゃ良かった。放送時はリアタイしてたのに普通に刺さってしまった。アニメ放送が終了しても終わりが見えないコンテンツ力にただただ脱帽しかないです。
感想
Re:が伊地知虹夏の物語だとしたら今回のRe:Re:は喜多郁代になるだろう。そう考えると今作品のサブタイトルの「目指す道は見えた。」が頷ける。文化祭ライブ後の保健室の後藤ひとりとのやりとりの「私は人を惹きつけられるような演奏はできない。けど、みんなと合わせるのは得意みたいだから」は後藤、山田、伊地知とバンドを組む中で自らの役割のような見出したこと証左ではなかろうか。序盤にメンバーに何らかのメッセージを送ろうとして取りやめたシーンも繋がってくる。Re:Re:で迷える喜多郁代が救われていく過程が描かれていたので今までとは違う視点で見ているような感覚になり焼き回し感が一切なかった。総集編でここまでドデカ感情を持ち帰るとは思ってなかった。
文化祭ライブの参加に悩むひとりに対してのきくり姉さんは大人のお姉さんでゾクゾクした。下手な言葉よりも音楽で返答してあげるのはまじで表現者の極致すぎて嫉妬すら呼び起こしてしまうほどであった。
そして、後藤ひとり。おもしろ人間すぎる。これを見逃す秀華高校。ガチで危機感を持った方がいい。Re:の時から思ってはいたけどキャラとしての引ききが強すぎる。コミュ障やとしても下北沢で上下ピンクジャージで来る時点でおもしろ確定案件。文化祭ライブで突然MC振られて熟考してダイブするのもまじで頭のネジがないと出来ない芸当。なんでこんな光輝く才能が埋もれているのか。東京って怖い。
「バンド」という文化的行為を通じてそれぞれが救われていく側面も持つ「ぼっちざろっく」。今後は感性で後藤ひとりとコミットし続けている山田リョウにもスポットライトが当たる展開を1ファンとして期待。。。