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経営メンバーとしてのCFO勉強マップ


はじめに

コンサルからスタートアップにCFOとして転職した際、CFOとして、経営メンバーとしてどういう知識、スキルを鍛えて行くべきか悩んできました。
まだ道半ばですが、自分で数年書けて整理したマップをベースに改善が回ってきたので、それをノートに書いていきたいと思います。

CFOではなく経営メンバーとしてのスキルMAP

毎年微アップデートしているのですが、よくある①テクニカル→②ヒューマン→③コンセプチュアルの3段階のモデル(カッツモデルというらしい)をベースに自分の中で細分化したものです。
あくまでCFOとして必要なスキルではなく、経営者として必要なスキルとして整理してます。

筆者作成

参考:カッツモデル(https://www.jmam.co.jp/hrm/hub/business_skills.html

出所:JMAM(https://www.jmam.co.jp/hrm/hub/business_skills.html)

CFOに特化したスキル関連は以下でまとめてます。

CFOになるまでのスキル獲得状況

監査法人時代

新卒時代ということもあって、以下のようなテクニカルスキルを中心に培えた気がします。

  • リアルな財務諸表の理解

    • 財務諸表の数字だけではなく、裏にあるリアルなもの(例えば3,000億円の在庫とは具体的にどのようなものか、そのためにいくつ倉庫が必要でとかの現場を見れたこと)

  • 会社の組織運営・業務フローの知識

    • 内部統制監査を通じて、会社としてどのようなinput情報を集めて、処理して、誰にわたして、どのような資料を作り、最終的に誰が意思決定されているのか。それは職務権限表上どのように以上されているのか

コンサル時代

圧倒的なインプット作業はもちろんのこと、コンセプチュアルスキル(構想力以外)、ヒューマンスキル(人を動かす)を能力が身に付きました

  • 経営知識(テクニカルスキル)

    • コンサルするためやPJを通じて意味わからないくらいの量の本を読みましたし、リサーチをしました。ただ、コンサルする際には普通なので省略(凄まじい量のInputをする機会を20代で作れたことに感謝してます)

  • 問題解決力・意思決定力(コンセプチュアルスキル)

    • 問題解決力はコンサルの一丁目一番地なのでこちらも省略。

    • 当事者でないコンサルでも、自分が当事者になり切って意思決定を行い、その際は、①目的/背景、②(オプションの)判断軸、③前提とできた情報の3つを明確にしていれば、後で振り返る事が可能となり、意思決定のPDCAを回すことができました

  • 人を動かす(ヒューマンスキル)

    • コンサル時代の事業再生や実行支援ではクライアントの内部の方に動いてもらう必要があり、ゴール状態を示す、感情をくみ取りながら、数字で結果を示す、自分ごとにしてもらうために、自ら考えさせ、作らせるといったことを実践できていたことは大変助かりました。

CFOになってからトライ中のスキル

  • コンセプチュアルスキル

    • 構想力が特に。①構想力も強烈な原体験から特定の課題を解決するために色々と構想されるタイプと、②外部環境等を洞察し、今後求められることを推測して動くタイプがあると思います。①がThe CEOタイプだと思っており、私は②側を日々トライしてます!

  • ヒューマンスキル

    • 特に人を育てるという部分。これまではプロファームでやる気・成長意欲があるのは当然で、あとはくらいついてくるメンバーにだけ指導等をしていたが、事業会社で様々なモチベーションで働いてメンバーがいる中で、本人のキャリアと会社の成長のための接合点等をより意識するようになりました。

  • テクニカルスキル

    • 四季報写経とCFAと会社の現場情報


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