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無痛分娩、計画分娩の特徴とデメリットを独断偏見で書いてく
こちらは無痛分娩、計画分娩の特徴やデメリットについて書いてる記事になります。
入院から出産まで時系列順に記載したメモベースのレポートはこちら
https://note.com/kdqm_life/n/n77910e36b77f
もうすぐハロウィンのため、カボチャ仕様になった娘です🎃
最初の記事で計画無痛分娩でのレポートを書いたのですが、こちらでは計画分娩、無痛分娩それぞれの特徴やメリットデメリットについて、私の独断と偏見で語っていきます。
あくまで主観ベースになってしまうため、こちらは参考程度に、詳細は産婦人科医にお聞きいただけると幸いです。
無痛分娩をメインで扱ってる産院だと、無痛分娩質問外来みたいなのもやってくれてたりするから、そこを受診するのもおすすめだよ!
項目別に目次あるので、気になるものを読んでいただければ幸いです〜
そもそも無痛分娩、計画分娩ってなに?
○無痛分娩
無痛分娩とは多くの国では「硬膜外鎮痛法」といわれる下半身の痛みだけをとる方法によって出産する方法です。
私自身もこちらの方法で出産しました。
脊髄の中の痛みを伝える神経の近くに薬を投与し、痛みのみをブロックする感覚です。
実際に受けた時は下半身の足先から太ももまで皮膚を触られる感覚はあるのに、冷たさや痛さだけ鈍くなるのが不思議で魔法みたいでした。
○計画分娩
「計画分娩(誘発分娩)」とは、分娩の日取りをあらかじめ計画的に決め、陣痛が始まる前にお薬を使ったり処置を行って陣痛を起こすことです。
無痛分娩はよく聞きますが、計画分娩ってそもそも選択できるの?って思いませんか。
無痛分娩を選択した時点で自動的に計画分娩になる産院も多いらしいですが、私のところは自然陣痛も計画分娩も対応できる産院でした。
最終的には私の意思で計画分娩にしてもらいました。(理由は後述の「個人的に推したい計画分娩の良さについて」で記載します)
出典:日本産科麻酔学会無痛分娩Q&A
←このサイトめっちゃ詳しいし分かりやすい出産前に知りたかった!!
和痛分娩との違いは?完全無痛ってなに?
記事書いてて個人的に気になったので調べてみました。
結論としてはこれ!といった定義がなく、曖昧なもののようです。。
呼吸法などで痛みを和らげる出産を和痛分娩と称する産院もあれば、同じ硬膜外麻酔を用いるも局所麻酔の薬剤を使用することで、痛みを完全に取らないところもあるそうな。
陣痛が強くなった際に鎮痛薬を使用する和痛分娩方法を取り入れてる産院もありました。
こればっかりは、自分が出産を予定している産院のHPを読むか、直接お聞きするのが一番だと思います。
私の産院における完全無痛分娩の定義は、計画分娩により陣痛から出産までの全ての痛みをなくす、という感じでした。
自然陣痛から出産する場合は家で陣痛〜入院後麻酔を打つまでの間に痛みを伴うため完全ではない認識です。
完全無痛でもしっかりいきめたし、痛みは産後でも沢山経験するので和痛じゃなくても良いなって結論に個人的には至りました。
個人的に推したい計画分娩の良さについて
これを書くためにこの記事を書いたまである
無痛ももちろん推しなんだけど、併用して計画分娩を取り入れたらすごく安心できました。
無痛の痛み除去については前記事のレポでもたくさん書いた通りですが、これって計画分娩と併用することでより効果を発揮するのかなと一体験者として思いました。
個人的に考える良さは以下の3つです。
1.痛みを確実にほぼ無くすことができる
2.昼に産みやすくできる
3.難産リスクを減らせる
各項目に関してつらつら書いていきます↓
1.痛みを確実にほぼ無くすことができる
計画分娩だと、家でおしるしや陣痛が来ていない段階から入院して1から陣痛を促す感じになります。
最初から入院しつつ痛くなってきたら、痛みが本格的になる前に硬膜外麻酔を入れる流れなので、自然陣痛を待つよりかなり早い段階で楽になることができます。
2.昼に産みやすくできる
促進剤等は(私の産院では)夜に投与せず昼のみでした。なので、昼に陣痛を促すことで昼に産む確率を上げられるのかな?と思っています。
昼に産みたい理由として、私の産院は昼にしか小児科医が在籍されていないので、大きな安心材料となりました。
3.難産リスクを減らせる
私が背が低く(153cm)、医師からあんまり赤ちゃんが大きいと骨盤通れずに帝王切開になるかもしれないと事前に警告を受けていました。
そこで医者の勧めもあり、赤ちゃんの大きさを見て2500〜2700gくらいで産めるように自然陣痛ではなく計画分娩に決めました。
日取りは最初38週で計画していたものの、赤ちゃんが小さめに成長していたため、当初の予定より1週間ずらして最終的に39週にて計画しました。
計画入院2週間前の最後のエコー時に2400gくらいで、入院時には2600gかなー?と医師から言われていました。
実際産まれてみたらまさかの2200gで予想より小さかったですが💦
分娩台に行ってから1.5hと早めに産まれてくれて、会陰裂傷が軽度だったのはありがたかったです。
入院まではおしるしもなければ軽い前駆陣痛?のようなものしか来ていなかったので、計画していなければ超過ランド🎡だった可能性はありました。
何も問題がないのに計画分娩にする、赤ちゃんの予定を無視するって完全にこちらのエゴに見えるかもしれないけど、私は母体を守る大事な選択の一つなんじゃないかなって思っています。
もちろん低体重時に無理して出すとかではなく、あくまで赤ちゃんの成長最優先でご相談の上決めてくださいね!
また誤解されそうだなと思うのが、計画分娩は必ずしも赤ちゃんの産まれる日を断定するものではないということです。
あくまで入院してから陣痛を促すだけで、そこで陣痛が本当に来て赤ちゃんが子宮口まで降りてきてくれるかは赤ちゃん次第になります。
促進剤を使っても不発になって、一旦退院してまた日を改めることも珍しくないみたいです。
なので、この日に赤ちゃんを産む!と決めるのでは無く、産まれてきてくれたらいいなって目安で捉えておくことをお薦めします。
全ては赤ちゃん次第。我々は天に祈るのみ🙏
無痛と計画分娩それぞれのデメリット
計画分娩のメリットは↑の「個人的に推したい計画分娩の良さについて」で記載した通りとなります。
無痛のメリットもこの前の出産レポで死ぬほど書いたので、デメリットに関してお伝えできればな、と思い書きました。
皆さんご存知の内容も多いかと思いますが、私の中でデメリットだと感じたことを書いていきます。
ここにあるものが全てではないと思うので、あくまで判断の一助となれば幸いです🙇♀️
無痛のデメリット:
麻酔の副作用に頭痛/発熱/吐き気等がある→私は吐き気と発熱がありました
麻酔が効きすぎた場合に、うまくいきめなくなる場合がある
無痛の処置時に失敗する(神経を傷つける等)の恐れがある
陣痛がきてるか分からない
→これは個人的に感じたことで、寝方によっては陣痛に伴うお腹の張りが分からず、陣痛が来てるのか不明な時が多々ありましたトイレに一人で行けない
→痛みはないですが、助産師さんに定期的に管で採尿してもらう必要がありますベッドから動けない
→歩けないので、手が届く範囲に全てのものを置きます
計画分娩のデメリット:
誘発が不発で終わる場合も珍しくない。その場合、一旦帰宅することになる
→私の産院では誘発チャレンジは2〜3日で、その後は別日に仕切り直しとなります。2日目の夜まで子宮口の開きが悪く、不発だ…帰ることになるかも…」と絶望していました上記含め、入院費等がかさむ
→誘発分日数が増えることになります。私は陣痛誘発の入院費2日分=約6万円の追加料金がかかりました。
ざっと思いつく限りで書いてみました。
無痛分娩でよく聞くいきめない、出産が長引くみたいな問題は私の時はありませんでした。
最初の方は麻酔が効きすぎていたのか、胸の辺りまで痺れる感じがありました。
その際に助産師さんにお伝えしてアイスノン等を肌に当てたりして麻酔量を微調整してくれたことで、出産時には問題なくいきむことができたように思います。
少しでも違和感があればお伝えして、対応してもらうことが大事だと感じました。
無痛と計画、どちらにも言えるのは配偶者の理解や費用面での問題だと思います。
無痛分娩をメインで行なっている産院は「無痛外来」のような無痛分娩の説明や質問ができる場を用意してくれている場合もあります。
もし旦那さんやご両親が反対する場合は、そういった外来や相談の場を通して専門家から直接説明いただくことも一つの案として良いんじゃないかな、と思いました。(そんな単純に行かない場合も多いんですけどね…)
私個人の意見としては、産む側の意見を尊重して欲しいと切に願います。
10ヶ月間吐き気やつらさに耐え抜き、産後も痛くて眠い中3時間おきの授乳。これらは幸せの中に存在する避けられない辛さです。
でも、出産の痛みは現代の技術でどうにかすることが可能です。
追加料金払う価値あると胸を張って言えます。
もちろんですが産後の回復も凄く早いので!
「もうそんなピンピンしてるの?!」と両親に驚かれました。
無痛分娩という選択肢が日本でもっと広まりますように!