見出し画像

高還元SESとフリーランスどっちがお得?

こんにちは!代表の三坂です。
5期目がはじまり既に1ヵ月が経過してしまいました。
しまいました、と表現しましたが業績はおおむね順調です。
新たに舵を切った採用戦略も好調の兆しを見せ、年商10億円、エンジニア稼働数100名達成に向け突き進んでまいります。

そんな中、本日より私三坂は家族旅行でハワイへ向かっております。
こちらのブログも、ワイキキへ向かう機内の中からお届けしておりまして、ブログを書いたりKPIを見直したりなフライトを楽しもうと思います。
LEGAREAを創業してからのんびりした長期休暇はほとんどなく、あまり実感がありませんが、できるだけのんびりしたいとは思っています(体が勝手に仕事しそうですが)・・・・
とにかく、楽しみです。

さて、今回は、高還元SES企業が台頭する中、収入が良くて社会保険もつく正社員でエンジニア職に就くのか、それともフリーランスとしてエンジニア職に就くのか、どちらのほうがお得か、という話をしようと思います。

高還元SESとフリーランス、どちらが得なのかを判断するには、収入、税金、社会保険料、福利厚生、仕事の自由度など多くの要素を考慮する必要があります。それぞれの働き方には異なるメリットとデメリットがあり、最終的な手取り額や生活の安定性に大きく影響します。ここでは、さまざまな年収帯やライフスタイルのケースをもとに、どちらがより得になるのかを具体的に考えていきます。

社員総会の映像はこちらから

前提として

まず、高還元SESは安定性と社会保険の充実、フリーランスは自由度と高収入の可能性という特徴があり、それぞれ異なるメリットを持っています。高還元SESでは、会社が社会保険料の半分を負担するため、年収に応じて手取り額が安定します。一方、フリーランスでは経費計上による節税が可能で、自分のスキル次第で収入を大幅に増やすこともできます。しかし、全額自己負担となる社会保険料や不安定な収入が手取りに影響するため、どちらが有利かは個々の状況に依存します。

メリットとデメリット

高還元SESの最大のメリットは、安定した収入社会保険の手厚いサポートです。たとえば、年収500万~800万円の範囲にいる場合、会社が社会保険料を半分負担するため、個人が支払う保険料が軽減され、結果的に手取り額が多くなります。具体的には、健康保険や厚生年金の自己負担分が削減されるため、将来的な貯蓄計画や生活費の見通しが立てやすくなります。また、会社の福利厚生として、各種保険や有給休暇、ボーナスの支給などがあるため、長期的に安定した生活基盤を築くことができます。
さらに、高還元SESでは給与が源泉徴収で管理されるため、税金の計算や納付に関して心配する必要がありません。特に年収が上がるほど、この恩恵は大きくなります。仮に年収800万円の場合、会社が社会保険料の一部を負担することで、年間で数十万円単位の手取り増加が期待できます。これにより、急な支出や生活の変化にも柔軟に対応できる安定性が魅力です。また、企業に所属していることで、将来のキャリアアップや新しいプロジェクトへの挑戦機会も広がりやすくなります。
一方で、フリーランスには自由度高収入の可能性という大きなメリットがあります。フリーランスでは、自分で仕事のスケジュールやプロジェクトを選ぶことができるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。特に、フリーランスで年収1,000万円以上を稼げる場合、経費の計上を活用して節税が可能です。たとえば、年間で300万円以上の経費(交通費、通信費、オフィスの賃貸費など)を計上できれば、課税所得を抑えることができます。例えば、年収1,200万円のフリーランスが年間400万円の経費を計上した場合、課税対象額は800万円となり、最終的な手取り額を増やすことができます。このように、フリーランスでは自身のスキルと経験次第で大きく収入を増やすことができるため、専門知識を持つエンジニアやクリエイターにとっては非常に魅力的な選択肢です。
ただし、フリーランスのデメリットとして、社会保険料の全額負担収入の不安定性があります。高還元SES社員の場合、社会保険料は会社が半分負担してくれますが、フリーランスの場合は国民健康保険と国民年金の全額を自己負担する必要があります。例えば、年収700万円のフリーランスであれば、年間の国民健康保険料と国民年金の合計が100万円を超えることもあり、その負担は手取り額に大きく影響します。また、フリーランスは収入がプロジェクトの有無に左右されるため、収入が不安定になりがちです。新しいプロジェクトを見つけるまでの間に収入が途絶えるリスクがあるため、緊急時の資金や貯金の管理が必要となります。

具体例

具体的な事例を見てみましょう。例えば、年収700万円のケースです。

高還元SESの場合

  • 年収700万円の場合、会社が社会保険料の半分を負担します。仮に年間の社会保険料が140万円とすると、会社が70万円を負担し、自己負担分は70万円になります。

  • 源泉徴収された税金と社会保険料を差し引いて、年間の手取りは約500万円から550万円ほどになると考えられます。

  • この手取り額は安定しており、ボーナスや有給休暇などの福利厚生も含めて、生活の見通しを立てやすいという利点があります。

フリーランスの場合

  • 同じ年収700万円でも、フリーランスの場合、経費を年間300万円計上できたとします。この場合、課税所得は400万円となり、税金の負担が軽減されます。

  • ただし、社会保険料は全額自己負担です。国民健康保険と国民年金の合計で年間100万円以上かかる可能性があるため、手取り額は経費計上による節税を考慮しても高還元SESより少なくなることもあります。

  • また、収入がプロジェクトの有無や市場の変動に左右されるため、年間を通じた収入の安定性は低く、資金管理や貯蓄が求められます。

年収1,200万円の場合

  • 高還元SESでは、社会保険料の企業負担が大きいため、年間の手取りは約800万円から900万円程度になります。会社のサポートにより、給与が安定し、福利厚生の恩恵を最大限に受けることができます。

  • フリーランスの場合、年間で400万円の経費を計上し、課税所得を800万円に抑えるとします。これにより、所得税と住民税の負担を減らし、手取り額を増やすことが可能です。しかし、社会保険料が全額自己負担となるため、年間で100万円以上の負担が発生し、最終的な手取りは高還元SESと同程度、もしくは少し多くなると考えられます。

Point

高還元SESが得な場合

  • 年収500万~800万円の範囲で、安定した収入と会社負担の社会保険によるサポートを重視する場合。

  • 会社の福利厚生やキャリア支援を受けながら働きたい場合。

フリーランスが得な場合

  • 年収1,000万円以上を稼ぎ出すスキルがあり、年間で300万円以上の経費を計上できる場合。

  • 自由な働き方やプロジェクトの選択ができ、自分で収入を最大化したい場合。

結論

高還元SESとフリーランス、それぞれにメリット・デメリットがあります。高還元SESでは、会社が社会保険料を半分負担するため、安定した手取りが得られ、福利厚生も充実しています。特に、年収500万円から800万円の中所得層では、企業負担の恩恵が大きく、毎月の手取り収入が安定するという利点があります。
一方で、フリーランスは自由な働き方と高収入の可能性が魅力です。年収1,000万円以上を稼ぎ出せるスキルと、経費を適切に計上することで、最終的な手取りを最大化できます。ただし、全額自己負担の社会保険料や収入の不安定さに対処するため、自己管理と貯蓄の計画が重要となります。
したがって、安定した収入とサポートを求めるなら高還元SES、自由度と高収入の可能性を追求するならフリーランスが適していると言えます。どちらを選ぶにせよ、自分のキャリア目標、ライフスタイル、そして税金や保険の負担を考慮して最適な働き方を見つけることが重要です。
年収1,000万円以上であり、かつ自己管理能力にたけた人材であればフリーランスの方がお得かもしれませんが、そういった事情も全て織り込み済みで、それでもLEGAREAで働きたいと思えるような会社経営を引き続き心掛けていきたいと、この記事を執筆しながら感じました。
では、アロハ!!!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?