【エンジニア必見】年収1000万円までの超具体的なロードマップ
こんにちは!代表のみっちーです。
本日はエンジニアがSES業界を活かし年収1000万円を達成するにはどうしたらいいか、どのくらいの期間を要するのか、具体的にお話ししようと思います!
本記事での対象ペルソナ
下記に本記事でどういった人物像を想定したキャリアマップを描くかペルソナを整理したいと思います。
基本情報
名前: スズキ リョウタ (Ryota Suzuki)
年齢: 22歳
性別: 男性
職業: 新卒Javaエンジニア
学歴: 大学(情報工学部)卒業
現在の勤務地: 東京
プロフィール
性格: 目標志向、積極的、学習意欲が高い、チームワークを重視
趣味: プログラミング、ゲーム開発
価値観: 自己成長、技術革新、キャリアの向上、チームワークの重要性
キャリアの背景と目標
現職: SIer企業に新卒入社予定
経験: 大学でのプログラミングプロジェクト、インターンシップでのシステム開発経験
目標: SIerでの幅広いプロジェクト経験を積み、高還元SES企業に転職して高単価案件を担当し、最終的にはPM(プロジェクトマネージャー)として年収1000万円を達成
最終学歴大卒、新卒で中堅SIerに入社するJavaエンジニア、スズキリョウタ君が如何にして年収1000万円を達成するか、具体的なアクションプランを書いていきます!!
フェーズ1: 新卒入社(1年目)
目標:
基礎技術の習得と初期プロジェクト経験を通じて、エンジニアとしての土台を築く。
アクションプラン
研修期間:
入社後の基礎研修: 入社後の数か月間は研修プログラムを受け、Javaの基本、システム開発の基礎、ビジネスマナーを学ぶ。研修中にミニプロジェクトを行い、チームでの協働作業の基礎を築く。
技術研修: Javaの基本構文、オブジェクト指向プログラミング、標準ライブラリの使い方、バージョン管理ツール(Gitなど)の使用方法を学ぶ。
ソフトスキル研修: コミュニケーションスキルや問題解決能力の向上を図るためのワークショップに参加。
ここで心が折れる人も多々います。実際学生上がりの22歳には難しいのかもしれません。慣れでしかないですが、社会の現実を突きつけられる最初のタイミングです。
プロジェクト参加:
テストフェーズからのスタート: 研修終了後、小規模プロジェクトに配属されることを想定。最初はテストフェーズから始め、テストケースの作成や実行、バグ報告を担当。バグの修正や簡単なコード修正も次第に任される。
積極的な関与: テストフェーズでの経験を活かし、バグの根本原因を追求する姿勢を持ち、製造フェーズ(コーディング)への関心を示すこと。テスト中に発見した問題を自発的に解決し、改善提案を行うことでテスターからの脱却がリアルに見えてくる。
OJTとの連携: メンターや先輩エンジニアに積極的に質問し、製造フェーズの作業方法や技術について学ぶ。メンターとの定期的なミーティングを設定し、進捗と課題を共有。
ここにまとめた3点は、新人のみならず中堅エンジニアもぜひ参考にしてほしいと思います。結局はどの現場も主体性のある人がグングン伸びますからね。
技術スキルの習得:
Javaの基本構文と標準ライブラリの使い方: オンラインコースや書籍を利用して自主的に学習。プログラムの作成やコードの模写を行い、理解を深める。
基本的なデバッグ技術とテスト手法: JUnitなどのテストフレームワークを使ってテストケースを作成し、実践的にテスト技術を習得。
チーム内での効果的なコミュニケーションスキル: チームミーティングやコードレビューでのフィードバックを通じて、コミュニケーション能力を向上。
以上がフェーズ1です。研修から始まり、最終的に1年目の終わりにはバグの根本原因を追究し不明点はOJTと常に連携し、製造フェーズへ移行するための足掛かりとなっていることが理想の着地だと考えます。
フェーズ2: 製造フェーズへの移行と技術の深堀り(2年目)
目標:
製造フェーズに積極的に関わり、コーディング技術と設計スキルを磨く。
アクションプラン:
製造フェーズへの志願:
実績のアピール: テストフェーズでの成果をもとに、製造フェーズ(コーディング)への配属を希望。具体的な成果やバグ修正の提案を上司にアピールし、信頼を獲得。環境にもよりけりだが、自分から意欲を見せることは何歳になっても大事です。
モジュールの担当: 小規模のモジュールや機能追加を任される。コードの品質と納期を守り、責任感を持って取り組む。
製造フェーズのスキル習得:
コーディング技術の向上: 日常業務でのコーディングに加えて、自主プロジェクトを立ち上げ、オープンソースプロジェクトに参加。GitHubを活用し、他のエンジニアのコードを読み、自分のコードと比較して改善点を見つける。
コードレビューの参加: 自分のコードが他のエンジニアからレビューされる機会を積極的に利用し、フィードバックを取り入れる。また、他のメンバーのコードレビューにも参加し、設計や実装のベストプラクティスを学ぶ。
自主プロジェクト:
オープンソースへの貢献: オープンソースプロジェクトに参加し、実践的なスキルを習得。コントリビューションを通じて、実務経験を積み、ネットワークを広げる。
社内勉強会: 社内での勉強会を主催し、技術情報を共有することで、リーダーシップスキルも向上させる。
設計スキルの習得:
デザインパターンの学習: デザインパターンの書籍やオンラインコースを利用して、設計スキルを向上。プロジェクトでの適用例を通じて、実践的な設計能力を身につける。
リファクタリング: 既存コードのリファクタリングを行い、コードの品質と可読性を向上させる。これにより、設計スキルをさらに深める。
以上がフェーズ2になります。遅くても2年目にはテストのみではなく、製造工程にも携われるよう、自主的な勉強、特にデザインパターンやリファクタリングについて、深く勉強することはおすすめです。
フェーズ3: 設計フェーズへの移行と中規模プロジェクトのリーダー補佐(3年目)
目標:
設計フェーズに移行し、中規模プロジェクトでリーダー補佐としての役割を担い、プロジェクト管理とクライアント対応のスキルを身につける。
アクションプラン:
設計フェーズへの移行:
設計スキルのアピール: 製造フェーズでの実績をもとに、設計フェーズへの配属を希望。特に、デザインパターンの適用やリファクタリングの成果を強調し、上司に信頼されるエンジニアになる。
設計ドキュメントの作成: 小規模プロジェクトの設計ドキュメントを作成し、上司や同僚からのフィードバックを受ける。これにより、設計スキルをさらに向上。
リーダー補佐としての役割:
プロジェクト計画の作成: プロジェクトマネージャーのサポート役として、プロジェクト計画の作成、進捗管理、リスク管理を学ぶ。プロジェクトの成功に向けた戦略を立てる。
顧客対応: クライアントとの打ち合わせに参加し、要件定義や仕様調整を行う。クライアントのニーズを正確に把握し、技術的なソリューションを提案。
全フェーズの経験:
設計、製造、テスト、納品まで: プロジェクト全体の流れを理解。各フェーズでの課題を把握する。3年目でここまでマスター出来ていれば非常に順調なキャリアです。
プロジェクト管理スキルの習得:
プロジェクト管理ツールの活用: JIRAやConfluenceなどのプロジェクト管理ツールを活用し、タスクの管理や進捗の可視化を行う。
フィードバック収集: プロジェクト終了後に、チームやクライアントからのフィードバックを収集し、改善点を見つけて次回に活かす。
クライアント対応スキルの向上:
提案力の強化: クライアントのニーズを理解し、それに応じた技術的なソリューションを提案。提案資料を作成し、プレゼンテーションスキルを向上させる。
関係構築: クライアントとの信頼関係を築くため、定期的なコミュニケーションを行い、プロジェクトの進捗や課題を共有する。
フェーズ4: 要件定義フェーズへの移行と高還元SES企業への転職(4-5年目)
目標:
要件定義フェーズに本格移行し、プロジェクト全体の方向性を決定するスキルを身につける。このタイミングで高還元SES企業への転職を通じて、自身の給与をUPさせ自信とゆとりをもたせる(←大事!!!)
アクションプラン:
要件定義フェーズへの移行:
要件定義の経験: 設計フェーズでの実績をもとに、要件定義フェーズへの配属を打診。クライアントとの要件定義会議に参加し、ニーズを正確に把握する。
要件定義ドキュメントの作成: 要件定義書を作成し、クライアントとの合意を得る。曖昧な要件を具体化し、プロジェクトの成功に向けた計画を立てる。
要件定義スキルの習得:
ビジネスアナリシス: ビジネスアナリシスの技法を学び、クライアントの業務プロセスを理解し、最適なソリューションを提案。
コミュニケーションスキル: クライアントとの効果的なコミュニケーションを通じて、信頼関係を築く。プレゼンテーションや交渉技術を向上させる
高還元SES企業への転職準備:
強力なスキルシートの作成: SIerでの経験を元に、強力なスキルシートを作成。特に要件定義、設計、製造フェーズでの具体的な成果を詳細に記載。書き方分からなければ我々に聞いてください。
フェーズ5: PMフェーズへの移行と継続的な成長(5-6年目)
5年目になりました。
3-4年SIerで経験してから高還元SESへ転職することを強くお勧めします。
転職までに要件定義から一貫した対応経験があれば、どのSESも高年収で採用してくれるでしょう。
おそらくこの段階で年収600~700万程度です。
ここからPM、管理職のポジションを確固たるものにすれば最短で7-10年で年収1000万円は見えてきます。
要件定義から一貫して経験しているエンジニアがPM(プロジェクトマネージャー)ポジションに就くためには、技術的なスキルだけでなく、管理能力やリーダーシップ、コミュニケーションスキルが求められます。以下に具体的なアドバイスを記載します。
現在のスキルセットの見直しと補完
スキルギャップの特定: 現在のスキルセットを確認し、PMに必要なスキル(プロジェクト管理、リーダーシップ、リスク管理など)と比較してギャップを特定する。
追加スキルの習得: プロジェクト管理に関する資格(PMPやPRINCE2など)を取得する。これにより、プロジェクト管理の体系的な知識を身につけるとともに、履歴書の価値が向上する。
リーダーシップ経験の積み重ね
小規模プロジェクトのリード: 現在の職場で小規模なプロジェクトを自主的にリードする機会を探す。これにより、実践的なリーダーシップスキルを磨く。
メンタリング: チーム内の若手や新入社員のメンターとなり、指導経験を積む。リーダーシップとコミュニケーションスキルの向上に繋がる。
コミュニケーション能力の強化
プレゼンテーションスキルの向上: 定期的に社内でプレゼンテーションを行う機会を作り、スライド作成や話し方を磨く。
交渉スキルの習得: クライアントや上司との交渉を積極的に行い、交渉スキルを向上させる。これには、社内外のトレーニングプログラムに参加するのも有効です。
まとめ
長々と書きましたが、結論を端的に申し上げると、
SIerで出来るだけ早いうちに上流工程の経験をさせてもらって、その経験を引っ提げて4,5年目に高還元SESへ転職し、一旦給与をあげる。その強い経歴があればSESだろうと引き続き上流工程を担当できるため、転職後も要件から入れるような現場を選び、テスターや製造時代同様、現場での人間関係を良好に、自分が何ができるかをアピールし、少しずつプロジェクト全体の管理に携わらせていただき、PMの立場へと成長。この時にようやく年収1000万円になっているか否か、という温度感です。
大変だなー、そんなうまくいくわけないだろー、そんなにがんばれないー
と思った方は目指さなくていいと思います。正直大変です、つらいです、病みます普通に。
詳細に書きませんでしたが、各フェーズにおいても根底にある大事な要素は、良好な人間関係です。
そこの基盤がしっかり固まっているからこそ仕事も任せてもらえます。なので、嫌われたり、煙たがられたり、なじめなかったら当然自分のスキルも伸びない、ということをよく自覚してくださいね。
年収1000万円がほしくてそれに見合った努力もする覚悟がある方に、今日の内容は伝われば嬉しいです!!
ではまた次回お会いしましょう!