開発チーム小話①-開発会社選定のお話-
こんにちは!「きづなPARK」開発プロジェクトチームの野田です。
私は、きづなPARKの構想段階からプロジェクトに関わっております。いまは主に、きづなPARK内のデータをどう分析するか、そしてどう活用するかの検討担当をしております。
情報通信の技術の進歩と共に、データの価値やデータ活用が着目され、
我々の「中小企業の経営情報から新しい価値を生み出して還元しよう」という構想のスタートは4~5年前までさかのぼりますが、
この「きづなPARK」の開発にあたっては、様々なことがありました。
こちらのnoteでは、開発チームの想いや迷い、ビジョンや実例なども伝えていきたいと思いますので、開発中に起こったさまざまな小話を、少しずつ、記していきたいと思います。
今回は「きづなPARK」のシステムを作ったときの開発会社を決めた時の話をお伝えします。
「きづなPARK」はきづなPARKとは にあるように、中小企業がデータを利活用するプラットフォームとして構想がスタートしました。
2019年、「きづなPARK」の開発開始にあたり、我々は「きづなPARK」の開発をお願いする会社選びを始めました。
そこにあった壁のひとつは、開発を依頼する会社に「きづなPARK」をどのように伝えるか、ということでした。
当時「きづなPARK」の構想は、システムを開発するにしては具体的でなかったからです。(こんなシステムにしたい!があふれていました。w)
そのため、「単に開発を依頼する」会社ではなく、「開発しながら一緒に、きづなPARKを作っていってくれる」会社を我々は探していました。
開発会社を決めるにあたり最初に36社をリストアップしました。
そこから面談する会社をピックアップして「きづなPARKを一緒に作っていってほしい」という想いを伝えました。
良い感触を得た15社に対して我々はRFP (Request for Proposal=提案依頼書のこと)を送付し、うち7社から提案書を受領しました。
受領した7社からの提案書は、作成していたチェックリスト(内容と機能・非機能)を使って、複数名で4社の提案に絞り込みました。そして、最終的に4社にプレゼンテーションをお願いした後、現在の開発会社を決定しました。
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開発会社を決めるまでには、NDAの締結に時間がかかって話を進めることができない、という事態に陥りました。双方の会社で複数部門の人が絡んだり、社内ワークフロー申請が必要な業務は、余裕を持ったスケジュール組みが必要だなと学びました。
NDA締結をRFP送付前に変更したり、想定していた以上に多くの会社から提案書をいただいて、他の業務の合間を縫って提案書を熟読する時間を確保したり、と焦ることがありましたが、無事開発会社も決定でき、2020年4月から「きづなPARK」の開発をスタートさせることができています。
とても貴重な経験だったと感じます!
それではまた、次回の小話でお会いしましょう!