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「こうなりたい」という発想は、持ってない人こそ持っている
相方と最近一緒にいることが多い。
彼は俺と真逆だ。
笑いのセンスはやたらと似通っているが、
考え方や思考の根底は全く逆である。
簡単に言うなら、
俺はネガティブで、相方はポジティブだ。
物事の捉え方が、全然違う。
相方は、俺を笑わせようと思って言ったことかもしれないが、
前にこんなことがあった。
かの激安の殿堂「ドン・キホーテ」で、
5000円のお皿が90%OFFで500円になっていたのだが、
彼はそれを見るなり、「安い!めっちゃお得じゃん!」
と、メーカー側のサクラなんじゃないか?
と思えるくらいのボリュームで言った。
俺はそういうのを見ると、
「何か裏があるから、こんな安いんだろうな」
と勘ぐってしまう。
「たぶん何か原因があるよ」と言おうとすると、
相方は「2枚買っとこうかな。」と言った。
相当気に入ったらしい。
↑うちらの動画に、たまに出てくるこのお皿のこと
買い物を済ませると、袋に皿を入れていたのだが、
彼はとても雑な性格だ。
「そんな入れ方してたら割れるよ」
と注意すると、返ってきた返事に驚いた。
「今ここで割れても4500円の得だから」
何を言っているんだ?とも思ったが、
あまりにもポジティブ過ぎて笑ってしまった。
だって500円損してるんだもん。
ここに露骨にポジティブとネガティブの差が出ていると思った。
さて、話を戻すと、
俺はネガティブで、ずっとポジティブに憧れている。
だから「ポジティブになりたい」と何度も思ったし、
何度も言ったし、そういう本も買い漁った。
だが、
「ポジティブになりたい」という発想は、
ポジティブの人からは出てこないのだ。
ポジティブでない人だからこそ、この発想が出てくる。
これは他にも言えることで、
「〇〇になりたい」という類の言葉も、
今は、それになれていないからこそ出てくる発想だ。
だからこそ掲げることが大事なのだが、
実際に「そうなりたい」のなら、
そのために何をしたか、ということ。
憧れてるだけじゃ、描いた自分像にはなれないし、
夢は夢のままだ。今と変わらない。
だいぶ自分は変わったつもりでいた。
実際変わったと思う。
昔よりポジティブだと自分でも思うし、
周りにも言われるようになった。
たぶんそれは、きっと相方の影響もデカいのだろう。
だけど、心の根っこにネガティブがあるのは事実だ。
「ポジティブになりたい」
いつか全くそう思わない日がくるために、
今の自分には何ができるか。
もちろん自分にできる最大限で、ぶつかっていかなきゃな。