出会いを楽しむブダペスト旅行#2:ブダ城へ登城
kdkです。
2023年12月にブダペスト・ベオグラード・コペンハーゲンを旅行してきました。少し(かなり)日は経っていますが、その旅行について書きます。
今回最初に訪れたブダペストは出会いがたくさんある旅行となりました。
今回の旅行記も書き言葉チャレンジと共にお送りします。
前回の記事はここから。
私は私が思っているより乗り物が好きらしい
ブダペストに住む友人と待ち合わせに成功し、ブダ城に登城することになった。
この旅行あたりから「一般人が登城できるなんていい世の中だな」と意識するようになったのを覚えている。
ブダ城は高台にあって、上には徒歩かケーブルカー、あるいはエスカレーターで行くことができる。
ヨーロッパを旅していると、観光地が高台にあるときはちょっと離れたところに高確率でエスカレーターがあることに気が付く。リズボンにもバルセロナにもあったし、ブダペストもちょっと離れたレストランの横にひっそりとエスカレーターが設置してある。よく「坂道が辛い」という旅行記を見かけるが、案外対処法はあるようである。そりゃ観光地にも人は住んでいるし働いたりもしているからね。当たり前だよなとも思う。
江ノ島のエスカレーター「エスカ」はお金取るけど、ブダペストの隠しエスカレーターは無料だった。
が、しかし!
私は下から見上げるケーブルカーにすでに釘付けになっていた。
箱根の大涌谷のロープウェイに乗ってから、なんとなく高いところの乗り物に乗るのが好きで、見かけるとついつい乗ってしまう。
今回も案の定乗ってしまった。
片道1200フォリント。日本円にすると500円くらい。ユーロなら3ユーロ。思っていたよりお手頃だった。
フォリントでの値段の計算も慣れず、ハンガリー語は少し予習してきたけどいざという時は全く分からずの状態だったので、友人に助けてもらいながらチケットを購入した。ちなみに当時のレートだと、4をかけた数字が目安になるのだとか。1200フォリントなら12に4をかけて480円くらいと言ったところだろうか。
いざケーブルカーに乗ろうとすると、ラッキーなことに1番前の車両に乗ることができた。車内は木目調で可愛い。
しばらく待ってから発車。
車窓からはガイドブックに載っていたようなブダペストの景色と、私が調子に乗って手を振ると振替してくれるくれる優しい人たちが。こういうのって嬉しいよね。
約数分でブダ城へ到着。
ブダペストはドナウ川を挟んでブダ側とペスト側に分かれるらしい。ブダペストがそんな語構成だとは思ってなかったのでびっくり。
そのブダ側のお城が「ブダ城」である。世界遺産で全てが荘厳。空まで絵画みたいで私は大浮かれ。
実際に見て回ってる時は友人と話が弾んでしまいトコトコ歩くだけになってしまったのだけど、「友達と話していてうっかりブダ城を流し見してしまう」なんで状況はきっとこの先私の人生には訪れないと思うので全てよしとしたのでした。
お城の近くには綺麗なバルコニーみたいなのがあって、西陽が当たるペスト側を眺めるのに最高の場所だった。ペスト側には「これぞブダペスト」という国会議事堂が見えた。
ほっこりなのに荘厳なマーチャーシュ聖堂
ブダ城の近くには「マーチャーシュ教会」という境界があって、「とにかくすごい」とのことだったので見に行くことに。
もともとは1015年に建てられたというゴシック様式の教会はオスマン帝国に支配されていた歴史もあるのだとか。もっと歴史を学んでいたらきっと楽しかったんだろうな。
内装は色味のせいかとてもほっこりしているのに、繊細で煌びやかで荘厳でとても不思議な感覚だった。ハンガリーのタイルが使われているらしい。
なるべくこういう場所では帽子を被らないないようにしているのだけど、反対に正教会系とかだとスカーフが必要な場所もあって、帽子で対応できることもあるのでもろもろ便利だなと思う。
ヨーロッパの椅子のある教会はあったかくて明るくて静かだけど同時に賑やかで、そりゃあ人も集まるだろうなと思ってしまう。あったかくてご飯がもらえて友達に会える場所なら集まらないわけがない。
教会を出てからはちょっと脇道へ行くと、雑貨屋さんが並んでいたり、小さい本屋さんがあったり。観光地だけど暮らしが見える可愛い通りを散歩した。こういうのが私は楽しい。
よくある馬の像だけど、この馬は変なジンクスがあるらしく、一部だけみんな触るからやたら輝いている。触るといいことがあるんだとか。どこもこういうところは変わらなくて「人間」を感じる。
話を聞いた後なのにご機嫌に写真に映るこの私はやたらカッコよくて自分でもお気に入りである。何方を感じる大きい銅像と夕焼けにいい仕事をしてもらってるのかもしれない。
帰り際、高台から見えたブダペストは美しかった。夕焼けが映える白とブラウンの国会議事堂。世界に綺麗なものがたくさんあるんだなあ、と実感した。
このブダペストの旅は行きたいところと飲みたいものだけ告げて友達に任せっきりでありがたい。且つ行き当たりばったりで最高に楽しい。
次回、散策の末なぜかブダペストでスナックに行く!