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空っぽな自分とは。

なにか、まっさらになった気分だった。
過去をあんまり振り返ってこなかった自分が、そんなことに向き合ってウンウン悩んで考えた日々。

私の話って、そもそもみんな聞きたいのだろうか。いやおもしろくないだろ、と心の中で突っ込みながら絞り出してようやくできた内容は、実は自分が一番納得のいくものになった。

つくりながら、たくさんの「気づき」があった。

なんとなく選んできたように思ったけれど、実はそうじゃなかった。
なんとなく使ってきたけれど、小さな感動がたくさんあった。
なんとなく書いてきたけれど、それらはいまの自分を築く礎となった。

あの日が終わってから、私は当日受講してくれた方の顔を思い浮かべながら度々考える。帰りにかけてもらった言葉のいくつかが忘れられなくって、実はそれが、私がこれからお店をやっていくうえでお守りのような存在になるだろうと思っている。

なんのために?と立ち止まりながらいまもお店を続けているのだけれど、あの日みなさんが向けてくれた真っ直ぐな眼差しやことばは、私のなかに深く深く残っている。「ありがとうございます」の10文字では足りないくらいに、たくさんの気持ちが溢れてきた。すごく緊張したけれど、あのような機会をいただけてよかったなぁと心から思います。
ほんとうにありがとうございました。

最後にすこし、お話したことについて。

『うつわは、空っぽだった自分を満たす道具となった』という言葉は、スライドをつくりながらふっと出てきた言葉でした。そしてこの言葉は、自分への問いかけのようにもなりました。
うつわは確かに空っぽだったけれど、実はそうではない。
自分もまた、そうであるのかもしれない。

そんなふわふわした言葉のなかにある体験を、私はここ数年で重ねていくような気がする。もうすこし、もうすこし、のところまで来ているような気がするのだけれど、まだ掴みきれていないから、言葉にするのもなかなか難しい。これは自分への課題でもあるのかなぁと思いながら、最後は無理矢理にまとめたかたちになりました。なんだか漠然とした話で申し訳ないのですが、気づいてくださった方もいるみたいなので、触れておきました。


うつわのある暮らし

▼オンライン受講は、10/22(火)~11/5(火)の期間で視聴できるので、よかったらみてみてくださいね。

うつわの話です。
でも、うつわ以外のことにも広がっていく話です。

またどこかでお会いできますように。
ありがとうございました。

***

うつわと暮らしのお店「草々」

住所:〒630-0101 奈良県生駒市高山町7782-3
営業日:木・金・土 11:00-16:00

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