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『パール・ザ・バトン』 ありがとうございました。

先週、草々で初めて開催した『パール・ザ・バトン』が無事に終了しました。2日間を通してたくさんの方が来てくださり…感激するばかり。遠方から来てくださった方もいて、みなさんほんとうにどうもありがとうございました。

私は2日間、ずっとカウンター越しに山本さんとお客さんのやり取りを見ていたのですが、心からいいなぁと思う場面にたくさん出会いました。

おばあちゃんやお母さんなどから受け継いだ思い出深いパールたち。
それらのお話からはじまって、どうリメイクしたらより生きるのか、そもそもどんな背景や想いからこのパールがつくられたのか…
見た目からは分からない物語が対話のなかでたくさん広がって、静かに感動が止まらなかったです。

今回のイベントをきっかけに押し入れの奥からパールを引っ張り出してくることで、当時のことを思い出したという方もいましたし、パールをつけていた昔の自分の写真を見返してそのときのことを思い出したとうれしそうに伝えに来てくださった方もいました。
また、新たな一歩を踏み出した記念に、とパールを選んだり、リメイクする方もいてウルウルする場面も。

パールをきっかけに、こんなにも色々な方の思い出をのぞかせてもらえたり、大事な場面に立ち合わせてもらえるなんてありがたく、思わぬ出会いの連続で、私も山本さんも胸がいっぱいになりました。

また、初日に来てくれた60珈琲さん、山の麓菓子店さんのおやつもさらにイベントを盛り上げてくれました。コーヒーを飲みながら「こんなリメイクを頼んだ」「こんなパールを持ってきた」などうれしそうにお客さん同士で会話をする場面も見られて、ほっこり。なんだかいい空気がずっと漂っていました。

そうそう、レモンマドレーヌにはパールにまつわる「ある仕掛け」が潜んでいたのですが何人かの方が食べながら気づいてくださり…。おお!とお客さん同士で歓声が上がって、盛り上がる場面も多く見られました。
山の麓菓子店さん、さすがです。

あらためて2日間を通して学んだことは、『パール・ザ・バトン』はただパールを受け継ぐだけではない、「想いも一緒に受け継いでいくのだ」ということでした。この2日間で出会った経験も重なって、これからもお守りのようにパールのなかに生き続けていく…。

そういえば、「子どもを育てるようにパールも育てていくんです」と山本さんが話していたことが忘れられません。そうして帰り際のお客さんの清々しい表情も、この文章を書きながら思い出してあたたかい気持ちになりました。

パールに育てられ、パールを育ててきた山本さんだからこそ伝えられることがある。2日間ずっと近くにいて、あらためてそのこころを感じましたし、私もバトンを受け取ったようで、気が引き締まる想いになりました。

そして実は…ちゃっかり…

私もイベントの最後に、生まれて初めてのパールを選ばせてもらったのです。
リメイクできるパールは持っていなかったので、山本さんに相談しておすすめの伊勢志摩のバロックパール(成長の段階で丸ではなく独特の形になったもの)を。
お店に立ちながらつけることができるようにシンプルで品があるものを選びました。

出来上がりがとってもたのしみでやばいです。
届いたら、うつわのように大事に育てていきたいなと思います。

ああ、振り返るとほんとうにたのしい2日間でしたね。
また来年も会えますよう、山本さんと企画をあたためていきたいと思います。
この度はいい時間を、ほんとうにどうもありがとうございました。

※今回お店へ来れなかった方へ:
『パール・ザ・バトン』はオンラインでも相談が可能です。ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。


暮らしとうつわのお店「草々」

住所:〒630-0101 奈良県生駒市高山町7782-3
営業日:木・金・土 11:00-16:00(たまに不定休あり)

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