自由に書くことにしました。
もっと自由に書ける機会をつくりたいなぁ。
最近そんなことを思うようになった。
noteをはじめたころは、その日経験したことや思ったことをけっこう自由に書いていた。しかしお店を始めてからは、「お店のこと」をテーマに書くことが大半になったし、さらにややこしいのは、いつの間にか、「誰かに読まれること」を強く意識するようになっていたことだった。
それはそれで、と思うのだけれど自分のなかにドンドコなにか、不純物のようなものが溜まっていく。エックスの140文字にはおさまりきれない「日々のこと」。それを解放する場所をつくりたいなぁとぼんやり考えていたときに、一昨日、ある授業を受けたことをきっかけにもう一度自由に文章を書いてみようと思えたのだった。
それは、京都橘大学が2023年より立ち上げた学びの場『たちばな教養学校 Ukon(ウコン)』にて、ライターであり、株式会社バトンズの代表である古賀史健さんの授業を受けたことだった。
テーマは、『書くことで救われる自分がいる』
もうこの授業がいまの私にドンピシャの内容で。とてもとてもよかった。
なにより印象に残っているのは、古賀さんの、ことばへの真摯な向き合い方が授業を通して伝わってきたことだった。ことばを自身がどう捉えているのか、事前課題への講評から質疑応答まで、こぼれ落とさずにすべてを拾って噛み砕いて伝えようとしてくれる気持ちが伝わって…。
心のなかでずっと拍手していた。
そうして私も、事前課題で久しぶりに短いエッセイを書いた。それは「昨日の晩ごはん」のことで、何気ないありのままのことを書いたのだけれど、終わって提出ボタンを押したらふわふわと足元が軽くなったような感覚だった。
なんとなく思っていたことが、文章を書くにつれてどんどん輪郭を帯びてきて思いもよらないところへ着地した。その過程がとても快感で、「あぁ私は、自由な文章が書きたいんだ」と思えたのだった。
究極は、誰かに読んでもらえなくてもいい。ネタがなくても、映えなくてもいい。ただ、自分が読みたいものを書く。自分のために書く。そのために、私には日々の文章を書く場所が必要かもしれない。そう思い立ったので、今日からnoteにちょこちょこ書いていこうと思います。
ただ、「お店のこと」と入り混じってしまうと思うので、マガジンをつくりました。つたない文章になるとは思いますが、何卒お手柔らかによろしくお願いします。