出口戦略の先にある幸せ
割と長くこの仕事をしているせいか最近、歯科医師の先生方の出口戦略(自身の事業じまい)の話題が多くなってきました。
*ちなみに私の今回の話は、主に1人医療法人や個人事業でやられている先生方向けのお話しになるかと思います。
出口戦略に向けて先生方のお手元にM&Aの業者さんからDMがたくさん来たりしてるようです。
ご子息が同業になられ次に託す準備をしている先生方もたくさんおられます。
心身が疲弊する前に自由になってやりたかった事を思う存分やるため診療所を居抜きで譲渡したいと考えておられる先生もおります。
私の仕事の一つは、先生の立場で様々な観点からどの選択がベストに近いものなのかを検証し、平穏な時間を手に入れた後に起こりうる問題を最小限にして安心して出口までお送りすることです。
そこまでは、先生方も色々と考えおられるので割とテンポ良く進んでいきます。
むしろそれが一つのイベントとして進んでいくので先生もそして私も意外に達成感を持って成し遂げることが多く感じます。
しかし私が最近強く思うことは、出口を出た後の事こそ具体的に寿命という横軸も頭において考えておくことがとても重要だということです。
具体的には
⚫️それは、歳をとってもずっと出来ることか?
⚫️それは誰とやりたいのか?あるいは出来るのか?
⚫️自身の1日、1ヶ月、1年を具体的にスケジュールするとどんなものか?
⚫️それをするためのコストは準備されているのか?
⚫️それは本当に毎日でもやりたい事なのか?
⚫️出口を出てどんな感情に満たされて毎日過ごしたいのか?
そしてこんな事を考えた時に今の生活もバラエティに満ちて結構満足だなって思える先生は、現在、自身を支えてくれている家族やスタッフ、外部の業者さんなどにあらためて感謝の気持ちを伝えて下さい。更に輝かしい出口が待っているような気がします。
出口の前も後ろもつながってますので。
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